2年生の授業1年生の授業2学期始業式・校長コメントしかし、新型コロナウイルスは、デルタ株という名に形を置き変えて、全国的に新規感染者数が急速に増加し、これまで経験したことのない感染拡大の局面に入っています。全国的にも、夏季休業中の部活動などの教育活動の場面や学習塾などで、昨日も学校機関で相次いでクラスターが確認されていて、デルタ株は皆さん中学生にも感染拡大しています。大丈夫だろうと考えて、感染症対策をおろそかにしてしまった結果、ご家族や日頃お世話になっている人たちまでも感染拡大させてしまう可能性があります。 1学期の皆さんのアンケート結果を分析すると、多くの人が、学校や学級が安心できる場所になっていることがわかりました。そこで、2学期も一人ひとりに安心して過ごしてもらうために、仲間や周囲の方々や何よりご家族に気づかいができるような「優しく」かつ「強い」心を強く持ち、それぞれの感染症対策を続けて欲しいと思います。そのために、皆さんが学校生活で考えるべき課題を伝えておきます。 これから始まる、皆さんにとって大切な学校生活を守るために、どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。それを学級の中の課題として、しっかり話し合ってほしいと思います。この1年半頑張ってきた感染症対策は、担任の先生からの指示が中心だったと思います。先生の指示に従うことは大切なことですが、このデルタ株はそれでは戦えない怖さを持っています。冒頭に言いましたが、感染してしまうと皆さんはもとより、皆さんが愛する家族や学校内外で世話になっている人への感染拡大につながります。 教室の換気のこともあり、換気扇がカーテンに絡まないように、管理作業員さんが夏休みの猛暑の中、窓側の位置を移動してくれています。教室の対角2か所の喚起や風通しの問題に誰が気づくのか。皆さんが楽しみにしている給食の時のおしゃべり、1m以上というディスタンスを考えた授業や休み時間の過ごし方、部活動などでマスクを外した時の15分以上の接触の危険性などにいかに気づけるか。どうしたら手洗いや消毒を意識できるのでしょうか。12月25日まで「学びを止めない」ために、学代や委員会などの皆さんのリーダーシップを発揮して、この課題解決に積極的に取り組んでほしいと期待しています。また、お互いに注意し合える素晴らしいフレンドシップを築いてください。 最後に忘れないでほしいのは、皆さんの仲間や保護者・教職員のほとんどが、不安に感じながら学校生活をしていくということです。校長先生が知っているわが真住中学校の生徒たちは、わざと人を傷つけるようなふるまいをする人はいないと自信をもって断言できます。目立った行動を控え、互いに支え合い、授業や休み時間、部活動などで今一度不安に感じながら生活している人にいち早く気づき、大声になったり、必要以上な行動になってしまった時は、ぜひ自分の言動をコントロールしてほしいと期待しています。それらすべてが、感染や濃厚接触を防止する行動につながっていきます。 今後、新型コロナウイルスは、デルタ株から更に強力なラムダ株に形を変化させようとしています。私たちのこれまでの当たり前の生活に、大きな課題を投げかけているように感じます。安全で安心できる学校や学級にするために、どうしたらいいのか。終学活や特活などの時間に、仲間や先生方と一緒にしっかり話し合ってください。 では、みなさん、今日から何ごとにもあきらめず、身の回りにある課題に気づき、コロナというピンチを、チャンスにできる「ポジティブさ」や「強さ」をしっかり身につけて、本当の意味での強さを持ち、人に評価される人間に成長してください。その姿を楽しみにしています。 3年生の始業式2年生の始業式 |