9/13(月)全校集会
放送で全校集会を行いました。校長先生の講話を紹介します。
おはようございます。昼間はまだまだ暑いですが朝夕はめっきり涼しくなり秋が近づいてきたなあと感じます。 30日まで緊急事態宣言が延長となり、予定していた防災学習やみなさんが楽しみにしていた体育大会が中止となりました。先生も本当に残念です。新しい生活様式のもと授業や行事・活動にできうる最大限のことを何とか考え巡らせ、この2学期すすめていこうと先生方も考えています。 さて、今日は経済学の1つの法則について話したいと思います。パレートの法則というものです。イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートという人が提唱した法則ですが、こういうものです。 「経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している。」 わかりやすくお店の売り上げを例にあげて説明しましょう。 「あるラーメン店があります。店の常連は客全体の2割くらいしかいませんが、売り上げの8割はこの2割の常連客によって得られます。」ということです。別名2:8の法則といいます。 これが真実だと思えば、常連客を大切にするサービスを経営戦略として考えればよいことになるので、割安な回数券を売ったり、次回使えるサービス券を配ったりすれば売り上げが向上することになります。 このパレートの法則ですが、「働きアリの法則」ともいわれていて、 「アリはみんなせっせと働いているように見えますが、実は本当に働いているのは全体の2割で、残りの8割はサボッている。」というのです。細かくいうと、2割が働いていて、6割は働いているアリが疲れたときの交代要員、残りの2割はずっとサボリっぱなしだそうです。もし、働いている2割のアリばっかりを集めて全部働くアリにしても、その中から新たに働かないアリが8割出てくるそうです。逆に働かないアリばっかりを集めても2割は働くようになるらしいです。 今、話を聞いている皆さんも、真剣に聞いている人が2割、適当に聞いている人が6割、全く聞いていない人が2割かもしれないですよね。 でも、なんとなくわかる気がしませんか。誰も働かない集団の中にいたら全滅してしまうから働くものが出てくる。みんな働いていたら少しさぼっても大丈夫だろうと手を抜くものが出てくる。心理学ではこれをリンゲルマン効果(社会的手抜き)というそうです。 一人だと100%力を出す人でも、集団になると手を抜いてしまう傾向があるそうです。 このパレードの法則(働きアリの法則)を学校生活に置き換えて考えてみましょう。クラスが無秩序(法則、規則がないごちゃごちゃした状態)な集団だとパレートの法則に従って、その2割の人しか働かなくなるかもしれませんが、クラスという集団は望ましい状態を保つための順序やきまりのある秩序ある集団です。しっかりと役割分担を決め、それぞれがその役割を果たすわけですから、2割の人だけが働いている状況にはならないはずです。互いに協力してやり遂げることによって達成感や感動が得られるのだと思います。良い思い出を作り、人間的に成長するためにも、是非みなさんが全て「働くアリ」になってください。 人間関係にもパレートの法則は現れます。この法則でいうと、自分のことを好きになってくれる人は2割、どちらでもないが場合によっては好きになってくれる予備軍が6割、嫌いだと思う人が2割というのが普通だそうです。100%の人から好かれようとすると辛いですが、もともとそんなことはあり得ません。好きだと思ってくれる友人を大切にしてください。そして、Honesty(誠実・正直・優しい心・思いやり・礼儀など)な人は好かれますので、そういう人になろうと心がけると6割の人を味方につけることができます。それでも「嫌い」という人がいたら、それはもともといた2割に過ぎないので気にしなければいいのです。 この2学期、クラスの団結力を高め、多くの仲間・友だちをつくってください。 9/10(金)給食
今日の給食です。
9/10(金)授業の様子・3年
授業の様子です。
9/10(金)授業の様子・2年
授業の様子です。
保健体育の授業で今年度は中止になった880万人訓練での動き方を確認しました。 9/10(金)授業の様子・1年
授業の様子です。
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