さあ、それでは選手の皆さんへの質問コーナーです。いろいろな質問がありました。
Q:チームは何名ですか。
A:選手が12名、スタッフが6名います。コートの中には5名入れます。
Q:グライダーズの名前の由来は何ですか
A:実はオーストラリアのとても有名な動物、
シュガーグライダー(フクロモモンガ)からとったんですよ。
旗にも描いてくれていましたよね。
Q:車いすバスケットボールをやろうときっかけは何ですか?
A:チームスポーツだからです。
チームで支え合い、みんなと一緒に練習やゲームをします。
今日は練習したくないなというときも、
チームメイトが励ましてくれます。
そしてお互いに助け合ってうまくなっていくことが魅力的です。
自分のことだけじゃなくて、
チームみんなのスポーツであるということがすごく好きなところです。
Q:車いすバスケットボールのおもしろいところはどこですか?
A:とてもスピードがあるスポーツというところです。
そこが楽しいところです。
また、友だちといっしょにできてとっても楽しいです。
Q:どうやったらうまくなれるんですか。
A:やっぱり練習です。練習の時間をたくさんとって
バスケットボールの技術を身につけることがとても大切です。
そして他の人といっしょに練習して、他の人から
いろいろなことを吸収してプレーすることが大切です。
ただ、やっぱりそれよりも楽しむこと、
とにかく楽しみながら練習をすると身につくんです。
Q:負けたときに、どうやって立ち直りますか
A:とってもいい質問ですね。試合に負けたときには
何がダメだったのかを考えます。
そしてこれはよくできたというところを考えます。
うまくできなかったところから、何を学ぶのかというところを考えて、
できたところから互いに励まし合って、
次は勝とうと思って次の試合に向かいます。
Q:車いすバスケットボールで、一番努力していることは何ですか。
A:いろんな技術を磨く努力をしています。
その中でも特に、相手がシュートを決めるのを止める練習を
とてもしています。
相手チームが、どんどんシュートをして、
点を入れてしまっては困るので、
相手のチームがシュートできないよう、守りの強いチームにする
練習に時間を費やしています。
そうすることでとてもスピードが速くて強いチームになることが
できると思っています。
Q:車いすバスケットボールをしていて、一番うれしかったことは何ですか。
A:やっぱり、世界中を旅することができるのがとっても楽しいです。
いろんな国に行っていろんな人と出会えるのがとっても楽しいです。
その中でも、やっぱり日本が一番楽しいです。
こうしてみなさんと出会えて、交流して応援してもらえるのが
とっても楽しいです。
服部アナウンサーから
Q:今、なかなか外に出られないと思うんですが、
日本に来て日本の生活はどうですか。
A:日本に来るのはとっても大変だったんです。
まずいろんな書類を書かなくちゃいけなくて、
そして日本に着いたらPCR検査をして、陰性証明をして、
長い長い待ち時間があってから、
ようやく選手村にはいることができて、ここにたどり着いたんですよ。
オーストラリアに帰っても、2週間隔離生活をして、
ようやく家族に会うことができるんです。本当に長い旅です。
グライダーズの選手からは、「私たちの試合を見ましたか」と、
みんなに質問がありました。
ほとんどの子どもたちが「見た」と手をあげました。
試合を見て、どう思いましたかと尋ねられたので、
「すごく激しい試合だった。」
「シュートをいれられて、すぐに攻撃するところがすごかった」
「点をとったり、とられたり、ハラハラの展開だった」
と子どもたちが答えたところ、
「日本のチームとはよく対戦していてとても楽しい。
また日本のチームの皆さんとも仲よくしています」
と仰ってくださいました。
次に、校長から感謝のメッセージを述べました。
Thank you to all the Australian Women's Wheelchair Basketball Team for meeting the children of Ichioka Elementary School today.
To meet you, they've been painting parasports, learning about Australia, and boccia during physical education.
And it was a wonderful experience for the children to meet you today.
The 2020 Paralympic Tokyo Games will continue.
Also, hot and humid days will continue.
Please take care of yourself and do your best.
Thank you very much.
オーストラリア女子車いすバスケットボールチームのみなさん、今日は市岡小学校の子どもたちと会っててくれてありがとうございました。
皆さんと会うために、彼らはこれまでもパラスポーツの絵を描いたり、オーストラリアのことを学んだり、体育の時間にボッチャをしたりしました。
そして今日、みなさんと出会えたことは、子どもたちにとって素晴らしい経験になりました。
まだまだ2020パラリンピック東京大会は続きます。
また、むし暑い日も続きます。体に気をつけてがんばってください。
ありがとうございました。
最後にグライダーズの選手、お一人ずつメッセージをいただきました。
ハナ選手
「今日は本当にありがとうございます。2019年にも会えたのですが、こうやって交流できてとってもうれしかったです。そして応援の旗が本当に“COOL”=『すごくかっこいい』んです。パラリンピックでは一試合、一試合、自分たちができる最もよいものを出していきたいと考えています。」
エラ選手
「今日は本当にありがとうございます。パラリンピックでは一生けんめい頑張って、一試合ごとにより強くなっていくことを目標にしています。」
ブーリー選手
「応援の旗、本当にすばらしくてすてきで、ありがとうございます。そしてみなさんが私たちの試合を見てくださったことがとってもうれしかったです。私たちのチームは一人一人が違う役割があるんです。それぞれがジグソーパズルのピースのように役割を持ち、それが集まってチームの強さになるんです。だから、一人一人が自分の役割を果たして最高のチームになっていくようにがんばっています。」
最後にみんなで手を振って、楽しい交流の時間は終わりました。
子どもたちの感想の一部を紹介します。
○すごく楽しかった。意外な回答にびっくりした。
○リモートで会えた瞬間に、とてもドキドキした。
○車いすバスケットボールのことがたくさん知れて、とっても良かった。
○グライダーズのみなさんと会えてよかった。
○車いすバスケットボールをやってみたくなった。
○自分が知らないことを、たくさん教えてもらってうれしかった。
○オーストラリアに行ってみたくなった。
○オーストラリアのことをもっと知りたいと思った。
○また選手の皆さんとお話ししたいと思った。
○選手の皆さんと一緒に、車いすバスケットボールをしたいと思った。
○今度は、実際に会ってみたいです。
○交流はもちろんだけど、事前の勉強で、オーストラリアのことがわかって楽しかった。
○たくさん学べて楽しかったから、お母さんや家族に教えてあげようと思った。
○やっぱり、オーストラリアチームのみなさんは、努力して強くなっているんだなと思いました。
○こんな機会めったにないから、話を聞いたときはすごくうれしかったし、わくわくしました。横断幕を作ったときは、とっても楽しかったし、これが選手に届いたのを見て、すごくうらしかったです。
○ グライダーズのみなさん。交流してくださってありがとうございます。これからもがんばってください。
今回の交流に関しては、「オーストラリア大使館」のSNSにも掲載されています。
在日オーストラリア大使館 Australian Embassy in Japan | Facebook
オーストラリア大使館 Australia in Japanさん (@AustraliaInJPN) / Twitter
こちらもぜひご覧ください。
今回の取組にあたっては、大阪市経済戦略局スポーツ部スポーツ課 教育委員会事務局指導部教育活動支援担当 そして関西テレビ株式会社ならびにウエスト−1の皆様に、たいへんお世話になりました。子どもたちにとってとても素晴らしい体験となりました。
本当にありがとうございました。
なお、今回の取組みは10月初旬には大阪市のホームページ上で公開が予定されています。
お楽しみに!