大阪の新型コロナウイルスの感染は、厳しい状況が続いています。デルタ株の感染力の強さが報じられ、不安が募ります。
家族の感染が判明し濃厚接触者になったり、家族が濃厚接触者となりそのPCR検査の結果がわかるまで自宅待機になったり、PCR検査の結果次第ではさらに自宅待機の期間が長くなったり、様々なことが考えられます。
大阪市内でも学級休業、学校休業の措置がとられるところが増えてきており、不測の事態に備えて、一人一台端末の持ち帰りのための準備を進めているところです。しかし、まだ通信環境が整っておらず、デジタルドリルも導入されたばかりで練習が必要です。自宅に持ち帰っても、ご家族のサポートが必要になると思いますが、何卒、ご理解ご協力の程よろしくお願いします。
さらに悩ましいのは、子どもたちの感染リスクも考えながら、どのようにしてストレスの少ない学習活動を行っていけるかです。子どもたちのやる気や頑張りをつぶさず、友だちとの関係も維持しながら、安定した学校生活を送ることが、子どもの成長には欠かせません。子どもが楽しみにしている行事や取り組みについてもどうすれば実施可能か追求していきたいと思います。
6年生は、広島修学旅行に向けて、平和学習に取り組み始めました。現地での慰霊祭で捧げる折り鶴づくりも進めています。10月14・15日に予定している6年の修学旅行については、緊急事態宣言の解除次第ですが、何とか実施できることを願っています。
そのためにも、12歳以上のワクチン接種が一日も早く完了すると共に、子ども以上に大人が感染予防に留意し、学校とご家庭が協力して子どもたちの健康を守っていくことが何より大切だと考えております。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
校長 久保 敬