校長メモ 9月28日(火) 秋の俳句募集
地球温暖化による異常気象が頻繁に起こるようになり、四季の鮮やかな移ろいを感じることができなくなりつつあることを残念に思います。そんな状況ですが、秋の俳句の募集を始めました。実りの秋、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、秋独特の豊かさがあるようです。どんな俳句が出てくるか楽しみです。読む人によって、ちがった世界が広がるような想像力豊かな作品を期待しています。
俳句募集の間は、「なぞなぞ」をやめておこうと思っていましたが、嬉しいことに子どもたちからのリクエストもあり、継続中です。時機を見て「早口ことば」も出題したいと思っています。「なぞなぞ」や「早口ことば」が何かの役に立つわけではありませんが、学校生活の潤滑油になればと思って取り組んでいます。 秋は、なんとなく考えが深まるような気分になるので、コロナ禍の重苦しい雰囲気にさわやかな風を吹かせてくれるような良いアイデアが浮かばないかと期待しながら、新たな潤滑油を探しています。 校長 久保 敬 ![]() ![]() 校長メモ 9月16日(木) 「自由」とは
「自由」のすばらしさや、自分一人の意見であってもおかしいと思ったときに「ちょっと待って!」と勇気も持って言えるような教育を私はして来れたのだろうかと、今振り返っています。「自由」よりも「秩序」を優先して、学級経営をしてきたのではないか。学級担任時代、自由には責任が伴うこと、ルールは自分たちでつくるものと、子どもたちと一緒に学級づくりをしてきたつもりでしたが、子どもたちの意見や思いではなく、自分自身の解釈や価値観を押し付けたことが少なくなかったのではないかと自問自答しています。
子どもたちの未来は、子どもたち自身に決める「自由」があるはずです。しかし、その未来につながる様々な「疑問」を子どもたちと一緒に考える学習は十分とは言えません。大人もまた、社会の流れに逆らわず、「疑問」を持たない生き方に慣れてしまっているように感じます。コロナ禍により先行きが見通せない混沌とする世界を目の当たりにして、たとえ一人の意見であっても、「疑問」を共有し話し合っていかなければ、取り返しのつかない未来が待っているのではないかと、多くの人々が気づき始めたように感じます。私たちの「いのち」や「くらし」を守るために、誰もが自由に意見を言い合い、話し合っていくことが大切ではないかと思います。 校長 久保 敬 ![]() ![]()
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