今日の献立は「黒糖パン、白菜のクリーム煮、あつあげのごまじょうゆかけ、豚肉と三度豆のオイスターソースいため、牛乳」でした。
気温が下がると鍋料理がおいしい季節になります。鍋料理に欠かせないのが白菜で、国内での栽培は日清・日露戦争の際に兵士が中国から種を持ち帰ったのが始まりとされています。
白菜は、貯蔵性が高く、冬場だと2か月ほど保存することができます。味は淡白で甘みがあり、漬けもの、いためもの、煮もの、鍋ものなどいろいろな料理に利用できます。
しかし、食の洋風化が進むにつれて需要は下降線。農水省のデータによると、1980年から30年間に生産量は半減しています。(レタスは約50%増)
給食では10月から3月の間を使用期間とし、和風・洋風・中華風と様々な料理に使います。今日は、鶏肉、たまねぎ、にんじん、生しいたけ、チンゲンサイと共に中華スープで煮こみ、牛乳とクリームでこくのあるクリーム煮にしました。
白菜は水分が多く、エネルギーが低い野菜です。また、調理によってかさが減り、たくさん食べられるので、かぜ予防に効果的な「ビタミンⅭ」、便秘を予防する「食物繊維」、ナトリウムを体外に排出する働きがある「カリウム」、骨や歯を作る「カルシウム」などをとることができるという利点があります。日頃の野菜摂取不足を解消するために、旬のおいしいはくさいをたっぷりといただきましょう。