何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ
やがて大きな花が咲く


彼岸花には葉っぱがありません
夏が終わり
お彼岸ちかくになると
一斉に茎を伸ばし
一斉に赤い花を咲かせます

葬式花とか
幽霊花とか
不吉なイメージで語られますが

ところが
ヒガンバナの生き方は
実はすごい

秋空の下
真っ赤な花を咲かせた後
いったん枯れます

そこから
地面に広がるように
葉っぱを広げ
周りの草が枯れている間
冬の太陽をしっかりと浴びて
球根に養分を蓄えます

春になり
周りの草が萌えはじめると
葉っぱも枯れて

夏の間
じっくりと
その時を待つのです

ぼくはこの時期
ヒガンバナを見るたびに
この1年間の
ご苦労を労いたくなります

今年も
ありがとう
ごくろうさま
と

何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ
やがて大きな花が咲く

いよいよ、その時が、きました


校長発

来週はお彼岸

　9/13の給食は「フランクフルトのケチャップソース、スープ、焼きかぼちゃ、黒糖パン、牛乳」でした。

　9/10の給食は「マーボーなす、ツナとチンゲンサイのいためもの、いり黒豆、ごはん、牛乳」でした。

　 ９月９日　　　　　　　　　　　　　９月１０日