9月16日(木)朝、2年学年集会を行いました。
集会では、渡邊先生から…皆さんご存知の「ドラえもん」は、昔からテレビで放送されているのですが、私が小さい頃に見た話の中で、未来の子どもたちがオンライン授業を受けているシーンがありました。それから何十年も経って、ほんとうにオンライン授業が行われるようになって、作者の藤子・F・不二雄の想像力に驚かされました。
さて、オンライン授業をメインとしている高等学校では、修学旅行さえもオンラインで行うところも現れたようですが、それはなかなか難しいと考えています。確かにテストで点を取るだけの勉強なら、オンラインでも構わないかもしれません。しかし、点数化できない能力も同時に身につけていかなくてはなりません。それを「非認知能力」と呼んでいます。
非認知能力は、大きく分けて「目標に向かって頑張る力」「人とうまく関わる力」「感情のコントロール力」があると考えられています。どれもコンピュータなどに任せておけない、人間として生きていく上で大切な力ですね。
学校で非認知能力を高める場の1つが、さまざまな学校行事です。行事の本番だけではなく、準備こそが大事だと思います。行事の目標に向かって、仲間と協力しあい、面倒くさがらずに手間ひまかけて取り組むことは、オンラインではなかなか難しいものです。
今先生たちは職場体験学習の準備を進めています。夏休みは、暑い中、各事業所へお願いに回ってきました。いくつかの事業所からは、返事や挨拶の指導をくれぐれもよろしくと言われています。みなさん、普段どうですか。授業では声の小さいことが多いので、心配しています。
先日はエントリーシートを書いてもらいましたが、内容が不十分な人もいました。エントリーシートは単なる希望調査ではなく、みなさんの熱意を確かめるものだったのですが。
行事の成功だけではなく、将来の進学や就職のハードルを乗り越えるためにも、日々「非認知能力」を高めることを意識していきましょう。