皆さま、おはようございます。
学校では、お子さんのコロナ感染の連絡をいただいた際には、受診した医療機関名やお子さんの症状、健康状態、放課後の過ごし方などをお聞かせいただいています。お子さんの感染がわかった時は、大変驚かれ、ご不安になられていると思いますが、私たちは、そのお気持ちにできるだけ寄り添いたいと思います。もちろん、感染したお子さんのお名前など個人情報は厳守しますので、ご協力のほどどうぞよろしくお願いします。

私事ですが、３０年近く前、ＨＩＶ支援のボランティアに参加を申し出た際、当時の責任者から、ＨＩＶの抗体検査を受けるよう言われました。そこで、夜間検査をしている市内の保健所を探して、出向き採血してもらいました。
結果は、一週間後に直接聞きに行きます。不思議なもので、検査を受けた時は、「大丈夫だろう」と思っていたのが、結果を聞きに行く数日前から「感染しているかも」、前日には「感染しているに違いない」という感情と覚悟を決めている自分がいました。

結果を聞き、ボランティア組織の責任者に報告に行くと、その方は、検査結果は個人情報だから、と一切聞こうとせず、じっと顔を見つめて「ＨＩＶの検査を受けてどんな気持ちになりましたか」とだけおっしゃいました。つまり、検査を受ける、結果を聞く、その気持ちを体験することが、大事だったのです。
この経験は、今だにポンコツな投稿者の心の根っこにあります。

なおのこと、新型コロナの検査を受けられて、結果を学校にご報告くださる保護者の皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。

塩草立葉小学校の保護者、地域の皆さまは、本当に優しい方ばかりで、今でも感染された方の特定につながるお問い合わせは、ありません。

学校では、これまで、お子さんの感染がわかれば、すぐに関係機関へ連絡し、濃厚接触者の特定調査などを行っており、そのつど濃厚接触者はなしとの結論をいただいております。今後、もし濃厚接触者が特定されるなどして、臨時の下校や休校を行う場合は、保護者メールや学校ホームページでお知らせしますので、どうぞよろしくお願いします。