今日の献立は「ごはん、たらフライ、さつまいものみそ汁、きくなと白菜のごまあえ、牛乳」でした。
<きくな>
春に黄色の花を咲かせることから「春菊(しゅんぎく)」という名前がついていますが、関西では「きくな」と呼ばれることが多いようです。今日は、はくさいと合わせて、ごまの香りを効かせた「ごまあえ」にしました。
冬に旬を迎えるので、鍋料理には欠かせない野菜の一つとなっています。独特の香りが苦手だという人もいるかも知れませんが、この香りは、副交感神経に作用し、リラックス効果があるそうです。他には食欲増進、胃もたれの解消、消化促進などの働きもあります。ビタミン類も豊富なので「食べる風邪薬」といわれるほど、風邪予防にもぴったりです。(ヨーロッパでは菊の香りを食用として好まないので、観賞用として栽培され、食用としているのは日本や中国、韓国などの東アジア地域だけだそうです。)
今日の給食で使ったきくなは、大阪府産です。大阪府のきくなの生産量は、昨年度は全国第2位となってしまいましたが、おととしは全国第1位でした。おもに大阪府南部の泉州地域で栽培されています。
地域で生産されたものを地域で消費するという「地産地消」の取組は学校給食でも進められています。地産地消を進めることは、地元の農林水産業を活性化させたり、食料の輸送に伴う環境への影響を軽減させたり、持続可能な食の実現につながることになりますので、私たちも意識していきたいですね。。
大阪産(おおさかもん)のきくなはくせもなく、おいしく食べることができましたね。