本日の献立/2月18日(金)・キャベツのオイスターソース炒め ・卵スープ ・レーズンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 795kcal、たんぱく質 33.0g、脂質 20.3g ☆おこわ(御強)☆ 昔は、うるち米、もち米、どちらの米も蒸したものは堅いという意味から「強飯(こわいい)」、十分水を加えて柔らかく炊いた米は「姫飯(ひめいい)」と呼んでいたようですが、江戸時代のころになるとうるち米は水を加えて炊くのが一般的になり、これを「飯(めし、はん)」と呼び、もち米を蒸したものを強飯、またはこれに「お」をつけて短くし、「おこわ」というようになったようです。現在では、蒸しても炊いても、もち米のみ、またはうるち米にもち米を加えたものも「おこわ」というようになっています。もち米を使用することで、独特の食感と甘みが加わります。 今日の給食では、もち米に、焼き豚、くり、しいたけ、水、調味料を加えてバットに入れ、スチームコンベクションオーブンを使って蒸し焼きにし、中華風のおこわにしています。 本日の献立/2月17日(木)・高野豆腐の炒り煮 ・うすくず汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 728kcal、たんぱく質 34.9g、脂質 15.4g ☆レモン(檸檬)☆ レモンの原産地は、インド北東部のヒマラヤ地方とされ、中国へは10世紀ごろに伝わりましたが、あまり普及しませんでした。西洋方面へは12世紀ごろアラビア人によりスペインに伝えられ、これを十字軍がフランスへ持ち帰り、栽培が広がりました。そして、新大陸発見以降にアメリカへ持ち込まれ、カリフォルニアに大産地ができました。大航海時代には、スペイン、ポルトガル、イギリスなどで、航海中のビタミンC不足による壊血病が問題となり、レモンが脚光を浴びることになりました。日本へは明治時代に伝わり、瀬戸内地方を中心に栽培が広がりましたが、1964年(昭和39)にレモンの輸入自由化により、国内での生産は激減しました。しかし、輸入レモンの防かび剤の残留が問題となり、国産レモンの栽培面積も徐々に広がってきているようです。国内では広島、愛媛、和歌山などで多く栽培しており、品種により収穫時期の差がありますが、露地栽培のものでは、9〜1月ごろが旬となります。 大阪市の学校給食では、国産レモンを使用しており、今日の「赤魚のレモン醤油かけ」では広島県産のものを使用しています。 本日の献立/2月16日(水)・もやしと人参の甘酢あえ ・ツナっ葉炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 776kcal、たんぱく質 31.0g、脂質 21.8g ☆ツナっ葉炒め☆ 「ツナっ葉炒め」は、ご飯に添える手作りのふりかけのようなものとして給食に取り入れている献立のひとつです。 作り方は簡単で、給食の場合は、乾燥の大根葉を使用していますので、水で戻してから油をきったツナとともに炒め、料理酒としょうゆで味つけし、少しパラパラとなるまで炒めると出来上がりです。生の大根葉を使用する場合は、よく洗って細かく刻んで同じように調理します。 最近では葉っぱ付きの大根を見かけることは、ほとんどなくなりましたが、葉の部分は、カロテンや、鉄、カルシウムなどを豊富に含んだ緑黄色野菜となっていますので、捨てずに利用したいですね。 本日の献立/2月15日(火)・厚揚げと大根の中華煮 ・デコポン ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 834kcal、たんぱく質 39.3g、脂質 26.4g ☆でんぷん(澱粉)☆ デンプンは、植物の光合成によって得られる炭水化物の1つです。植物内では、光のエネルギーによって二酸化炭素と水からブドウ糖がつくられ、これが結合してデンプンとなります。このとき、炭素に水が結合したように思えることから炭水化物という言葉ができたようです。デンプンはイモ類や穀物に多く含まれ、これらを砕いて水中に放置することで、たやすく粉末状になって沈殿することから、オランダ語の「Zink-Poeder(沈殿しやすい粉)」を日本語に訳す際に「澱粉(でんぷん)」としたそうです。原料には、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、コメ、コムギなどがよく使われています。いずれも見た目はほぼ白色の粉末で、味や香りはほとんどありません。 料理でとろみや揚げ物の衣としてよく使われているのは、ジャガイモデンプンで「馬鈴薯(ばれいしょ)デンプン」ともいわれます。「片栗粉(かたくりこ)」とも呼ばれていますが、本来の片栗粉は、ユリ科のカタクリの根茎を原料とするものです。しかし、自生のカタクリが減少する一方で、明治以降、北海道でのジャガイモ栽培が盛んになってきたため、その原料をジャガイモに置き換えられました。 今日の給食では、ジャガイモのでんぷんを中華煮のとろみつけに使用しています。 本日の献立/2月14日(月)・茎わかめの佃煮 ・豚汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 752kcal、たんぱく質 34.0g、脂質 14.0g ☆茎わかめ☆ ワカメは、日本近海で自生する海藻類の仲間で、その利用はかなり古く、1万年以上前の貝塚(古代人が食べ捨てた貝殻などが堆積してできた遺跡)からも発見されています。「大宝律令(たいほうりつりょう/701年)」では、「海藻(にぎめ)」の名で貢納品とされていました。 全国各地の低潮線から5mくらいの深さに生え、春から初夏にかけて、1〜2mくらいの大きさになります。 茎わかめというのは、わかめの中央を通る太くてかたい芯のような部分で、一般には茎と表現されていますが、植物のように水分や養分が通る管ではなく、中肋(ちゅうろく)または中芯などと呼ばれている部分です。コリコリとした歯触りが良いのが特徴で、あえものや佃煮、漬物などに利用されます。 今日の給食では、手づくりの佃煮として給食室で調理しています。 |
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