私立入試前 長吉中3年生のみなさんへ

3年生のみなさんへ
 いよいよ今週10日(木)・11日(祝)は私立高校の試験がありますね。準備は万全ですか?本番までの1週間を切ったこの時期こそ、一日一日を有意義に過ごしてほしいと思います。
 ところで、国語や社会科の授業で「徒然草」の本のことや、内容の一部について習ったと思います。作者は誰でしたか?ヒントは吉田…です。この本の中に「木登り名人」というのがあります。

 あるところに木登り名人が住んでいてその弟子が名人の前で、高い木に登り始めました。
 今にも折れそうな枝を這うように上り、今にも真っ逆さまに落ちるのではないかと、見物していた人も緊張してみていました。でも名人は何も言いません。人々は名人が何か注意をするとか、助言をするとかと思っていましたが、何も言いません。
 やがて弟子は、高い木の上から降り始めました。そして地面にもう少しでたどり着くその時に、初めて名人は口を開き,「注意しろ」と叫びました。

 これだけの話ですが、君たちは何を思いますか?この時の木登り名人の言葉の意味は…「人間はあと少しで終わりだと思ったときに最も油断して失敗するもの…」だそうです。
私立受験まであと4日、今こそ油断しないように心を引き締め、やり切ったと思える充足感をもって臨んでほしいと思います。受験当日は駅に向かうのも、高校に入るのも開始時間ぎりぎりというのであれば、焦ってミスを重ねます。時間に余裕をもって会場に向かってください。また、難しいと思われる問題は一生懸命に解くと思いますが、この問題「簡単や」と思ったとたんに失敗やケアレスミスをしてしまうことがあります。簡単だと思った問題も落ち着いて解くことが大切です。『油断大敵』、時間の許す限り最後までしっかり見直し、『冷静沈着』に一つ一つ確実に取り組んでください。
 この後も、2月17日(木)・18日(金)には公立特別選抜、卒業式前の3月9日(水)には公立一般選抜と、まだまだ君たちの挑戦は続きます。「やればできる!」後悔のないよう頑張れ!
 最後に、2月4日(金)は、暦のうえでは『立春』でした。君たちが心からのほんとうの 『春』を迎えるために、3年生の先生方はもちろん、長吉中学校の教職員みんなが応援しています、がんばれ!

挑戦とは
99%の準備のうえで1%の運命にかけること
99%の準備をしないで挑戦することを「無謀」という、
万全の準備を!
           校 長 浅埜 高司

2/7(月)全校集会

全校集会が放送により実施されました。
校長先生の講話を紹介します。

 おはようございます。
 2月に入りました。『1月は行く、2月は逃げる、3月は去る』といいますが、3学期も数えてみると1,2年生であと31日、3年生は23日となりました。今週、3年生はいよいよ私立高校の入試ですね。体調管理万全に、落ち着いて臨んでください。
 最近の全校集会での先生の話は、テーマを『自分の目標・夢をもとう』に、様々な話をしてきました。夢の実現に導く方法、その実現のためパラパラ漫画の話から自分を変える秘策を、先週には大谷翔平選手の目標達成シート(マンダラチャート)の話をしました。  今、コロナ禍でいろいろな行事ができない状況だからこそ自分を見つめなおして目標を持ち進んでいくことが大切だと思い話をしてきました。1,2年生では目標達成シートの作成に取り組んでくれています。やってみるということは大切なことです。しっかり取り組んでください。
 さて、1年生では、先日福祉学習として、【障がい者に関わる学習「みんなちがってみんないい」】を池田先生の方でしていただきました。1年生にとっては少し重なる内容になるかもしれませんが、先生からも少し「福祉」について少し話をします。
 「福祉」とは「幸せ」や「豊かさ」を意味する言葉です。つまり、「人を幸せにすること」「よりよく生きること」ということになるでしょう。しかし、何を「幸せ」に思うのかは、人によってさまざまな感じ方があり、誰もが「自分の幸せ」を願っています。だからこそ、「他人の幸せ」を大切にすることが求められます。自分のことだけでなく、周りの人も大切に思い、一人ひとりそれぞれの考え方、生き方を尊重し、共に生きる力を培うことが必要です。家族や地域に生活する幼い子ども、お年寄り、障がいのある人・ない人も、国籍や言葉の異なる人も、すべての人々が、誇りをもってかけがえのない存在として尊ばれ、ともに支えあえるようにならなければいけません。当たり前ですが、人は一人ひとりみんな違います。ですから、「ちがいを豊かさ」にして一人ひとりが尊重されるようにしていくことがとても大切になります。「ちがいは個性」ということです。
 東京オリンピックで、銀メダルを取った女子バスケットボール日本代表で、両親をガーナ人にもつ馬瓜エブリン選手があるテレビ番組でこんな話をしていました。。幼いころ、自分が黒人であることで、ひどいいじめにあい、母に泣きながら学校行きたくないと訴えたそうです。その時、母親はこう言います。「人と違うことは悲しむことじゃないよ。みんなと違うことを喜びなさい。」エブリン選手は、これ以降前向きに何事にも頑張れたそうです。また、エブリン選手はこうも言ってました。「自分の足は何のためにあるのか?それは、自分を傷つけるような嫌なことから逃げるため、だから想像力のない人からは逃げればいい。そして逃げた後には、その足で目指す何かを探すのです。Why Not?やろうよ、なぜやらないの?やってはいけない理由がないのならどんどんやりたいことにチャレンジしていこう。」    
 この心の持ち方で、今頑張れているという話でした。「ちがいを豊かさに」して、自分はもちろん、周りの様々な人、一人ひとりが尊重されるようにしていくことがとても大切で、みなさんがこのように考えられるようになっていってほしいと思います。
 また、福祉は英語で、「よい暮らし」という意味で「welfare(ウェルフェア)」といいますが、今では、自己実現を自分勝手な、わがままな自己中心的に追いもとめるのではなく、相手との結びつきや関係を大切にし、他の人と共によりよく生きることが大切であるということで、wellbeing(ウェルビーング)という「よりよく生きる」という言葉が使われてくるようにもなってきているそうです。
 思いやりの心や、助け合いの心、協力すること、我慢することなど、みなさんはクラスや部活動、そして授業などを通して学んでいます。これは、長吉中学校の校訓「明朗・協調・自律・勤勉」とも結びつくことですね。これからも、ともによりよく生きるために、人間関係を深めながら仲間づくり、友情の輪を広げていってください。


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2/7(月)2年授業の様子・3限目

2年授業の続きです。
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2/7(月)2年授業の様子・3限目

2年授業の続きです。
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2/7(月)2年授業の様子・3限目

2年授業の続きです。
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