今日の献立は「コッペパン、いちごジャム、豚肉のガーリック焼き、ケチャップ煮、うずら豆のグラッセ、牛乳」でした。
うずら豆という名前は、皮の模様がうずら卵に似ていることから付けられました。と言っても、うずら卵の殻の模様を知らない人にはわかりにくいかも知れませんね。
薄茶色の地色に黒褐色のまだら模様が付いています。煮豆にしてしまうと模様はわかりにくくなってしまいました。
日本で本格的に栽培されるようになったのは、北海道の開拓が始まった明治時代からです。アメリカ産の種子が輸入され、現在の北海道大学の前身・札幌農学校で栽培が始まりました。今でも主な産地は北海道の十勝、上川、石狩地方となっています。給食でも北海道産のうずら豆を使っています。
今日は、このうずら豆を柔らかく煮た後、砂糖、バターを入れて「グラッセ」にしました。グラッセとは「バター煮」や「つや煮」を表すフランスの料理用語です。洋菓子では、周りに砂糖をからめた料理にも使われる名前です。(「マロングラッセ」というお菓子でもおなじみ)
今日のうずら豆は家庭ではほとんど食べる機会のない貴重な豆です。生活習慣病の予防効果がある食物繊維の他、植物性たんぱく質、カルシウム、鉄などを摂ることができます。豆は生徒にとっては苦手な食材の一つですが、今日はほとんどのクラスで完食していました。2時間ほどかけて作ってくださった調理員さんに感謝の気持ちも伝えることができましたね。