高学年の授業研究1学期の短縮授業の時間的制約や新型コロナウィルス感染症対策だけではなく、校舎増築工事の影響のため、休み時間や体育科の時間など運動場や講堂にスペースがなく自由に思いっきり体を動かしたり、遊んだりすることがあまりできなくなっていました。そのため、集会を企画し、実践していくことで、意欲的に学級目標達成に向かうための話合い活動や集会活動ができるように、題材を設定しました。 今回の話し合い活動では、一人一台端末を使い、「デジタル学級活動ノート」で児童一人一人の考えを全体に共有することができるという試みが行われました。「デジタル学級活動ノート」は、即時的に学級全員の意見を児童一人一人が把握でき、友だちの意見を参考に自分の意見を深めて変更することができ、自分の意見や友だちの意見を容易にふりかえることができるツールです。 ツールを使い、意見を全体共有することで発表が苦手と感じている児童でも自分の意思を表現し、意見を周りの友だちが参考にして、よりよい意見を作ることができました。また、自分の意見をしっかり持って参加できることや、自分の意見が話合いに反映されて行くことで全員参加の実現につながりました。 令和3年度総合研究発表会 一次発表今年度から研究主題を「自主的・実践的な活動を全ての学びにつなげる学級活動の創造〜今こそみんなでつながろう・伝えよう・高めよう 互いの大切さ〜」とし、研究を進めてまいりました。昨年度に続いて参会しての研究発表は叶いませんでしたが、子どもたちの心をつなぐには特別活動、中でも学校生活の基盤となる学級活動の必要性を伝えるべくオンラインでの発表にいたしました。まだまだ、研究の足りない部分もありますが、コロナ禍でも実践できる学級活動を発信できたのではないかと考えています。早速アンケートにご回答くださった先生方ありがとうございました。いただいたご意見を参考にして2年次の研究活動に部員一同取り組んでいきたいと考えています。ぜひ、私どもの研究を参考にしていただいて全市で実践していただけることを願っています。 |