今日の給食(7.5 とうがん)みそ汁に入っていた「とうがん」について紹介しましょう。給食では毎年、7月に2回、9月に2回使っているので、生徒の皆さんはよく知っている野菜ですね。 原産地はインドで、平安時代の書物に載っているので、古くから食べられていたようです。漢字では「冬瓜」と書くので冬にとれると思われますが、旬は夏です。皮が分厚く、涼しい所で保存すれば冬までもつことからこの名前がつけられているそうです。 1玉5kgくらいある大きな野菜ですが、店では切り売りされていることが多く、丸ごと見る機会は少ないと思います。約95%が水分で、味にくせがなくあっさりとしているため、どんな料理にも合います。体の熱を取ってくれる効果があるので、夏にはぴったりの野菜です。今日はみそ汁に使いましたが、19日は煮物で登場します。 今日の給食(7.4 もやし)もやしは、ブラックマッペや緑豆、大豆などの豆を発芽させたものです。豆を流水で洗い、水に一晩つけてから、温水につけ殺菌し、通気性の良い暗い所で水を取り替えながら発芽させます。出てきた芽がブラックマッペや緑豆は5cmくらい、大豆は10〜15cmくらいに成長したら食用にします。 もやしには、食物繊維やビタミンCがふくまれています。 今日の給食では豚肉といため、塩とうす口しょうゆで味付けし、かつおぶしをかけていただきました。どのクラスもほぼ完食できていました。 今日の給食(6.28 さくらんぼ)
今日の献立は「ハヤシライス、ミックス海そうのサラダ、さくらんぼ、牛乳」でした。
毎年6月に旬の果物として給食に登場している「さくらんぼ」ですが、昨年は天候不良で生産量が少なかったため使用できませんでした。今年は生産量が安定しているようで、山形県から4660粒(一人5粒ずつ)が届きました。 さくらんぼは栽培が難しいために産地が限られていて、山形県が全国の生産量の約4分の3を占めて一大産地となっています。 給食で使用したさくらんぼは「佐藤錦」という品種です。最初に栽培を始めた佐藤栄助さんが命名されたそうです。 さくらんぼは旬がはっきりとしている果物です。まさに今が旬!初夏の訪れを感じながらいただいてください。 今日の給食(6.27 マーボーはるさめ)
今日の献立は「ごはん、マーボーはるさめ、チンゲンサイともやしの甘酢あえ、いり黒豆、牛乳」でした。
マーボーはるさめは、麻婆豆腐をヒントに、豆腐をはるさめに代えて日本で考えられた料理です。 「はるさめ」について紹介しましょう。本場中国では緑豆という豆のでんぷんから作りますが、日本では緑豆が育ちにくいので、じゃがいものでんぷんから作っているものがほとんどです。漢字では「春雨」と書き、半透明で細いところが春に降る雨のように見えることから名付けられました。この名前は日本だけの呼び名で、日本ならではの美しい表現ですね。 よく似た食べものにビーフンがありますが、こちらは「米粉」と書くように米の粉から作られる、はるさめとは違う食べものです。 今日の給食(6.22 アプリコットジャム)
今日の献立は「コッペパン、アプリコットジャム、ウインナーのケチャップソース、スープ、きゅうりのサラダ、牛乳」でした。
アプリコットとは、「杏(あんず)」の英語名です。名前は聞いたことがあると思いますが、生のものを売っているのはあまり見かけませんね。中国原産の果物で、青森県と長野県が主な産地です。梅やスモモに似た形をしています。酸味が強いので生で食べるほかに、干しあんずやジャム、果実酒などに加工されます。 あんずの種の中にある「仁」という部分は「杏仁(きょうにん)」と呼ばれ、中国料理のデザート「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」の独特の風味を出すために使われています。と紹介すると、少し身近な果物に思えてきたでしょうか。 「ジャムはいらない」と給食で残している人もいるようですが、いろいろな食べものの味を体験する、味覚を発達させる…という意味からもぜひ食べて欲しいと思います。 |