本日の献立/9月1日(木)・豚肉の甘辛焼き ・金時豆の煮もの ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 717kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 16.3g ☆金時豆(きんときまめ)☆ 金時豆は、中南米原産とされるインゲン豆の代表的な種類で、赤インゲンとも呼ばれ、北海道で栽培されるインゲン豆のうちおよそ7割を占めています。金時の名は「坂田金時(さかたのきんとき)」に由来するもので、坂田金時が赤っぽい顔をしていたということから、金時にんじん、金時芋など赤い色をしたものによくつけられています。 金時豆は、形や味ともに優れており、煮豆のほか、甘納豆や洋風の煮込み料理にも使用されます。栄養面では、他のインゲン豆と同様でカルシウム、鉄などのミネラル成分や食物繊維など、現代の食生活において不足しがちな栄養素をたっぷり含んでいます。 最近ではこのような豆の煮ものは惣菜として販売されていることが多く、家庭で調理する機会が少なくなっているように思いますが、今日の給食では、豆の状態から本校の給食室で調理し、砂糖、塩、しょうゆを使用した昔ながらの煮ものにしています。 9月1日(木)授業の様子本日の献立/8月31日(水)・キャベツとピーマンのソテー ・豆乳スープ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 773kcal、たんぱく質 31.2g、脂質 25.9g ☆豆乳(とうにゅう)☆ 豆乳は、大豆を水に浸してすりつぶしたものに、水を加えて加熱し、大豆の中の成分を溶出させ、煮詰めた煮汁を濾したものです。これに凝固剤(にがり)を加えて固めたものが豆腐となります。 豆腐は約2000年前に中国で作られたといわれていますので、豆乳もそのころにはあったと考えられます。日本に豆腐が伝わったのは奈良時代といわれていますが、豆乳として利用したのは、鎌倉時代に僧侶たちの食膳に出たのが初めてのようです。また、一般に飲料として販売されるようになった歴史は浅く、昭和50年前後です。 見た目は牛乳に似ていて、どちらも良質のたんぱく質が多く含まれています。しかし、豆乳の方は植物性であり、コレステロールや脂肪分が少なくなっています。その他の栄養素を比べると、カルシウムは7〜8分の1程度となりますが、鉄分は約60倍、カリウムは約1.2倍、マグネシウムは約2.5倍になるなどそれぞれ特徴が分かれています。また、牛乳にはない大豆イソフラボンが含まれており、骨や筋肉の発達にも効果があるといわれています。 今日の給食では、スープに豆乳を加えています。スープに加えることで、優しい感じの味わいになります。 8月31日(水)授業の様子本日の献立/8月30日(火)・中華スープ ・ミニフィッシュ ・牛乳 栄養価 エネルギー 732kcal、たんぱく質 30.9g、脂質 22.1g ☆なす(茄子)☆ なすは、インドが原産とされる野菜です。日本では、1200年以上前から栽培されていたようで、「東大寺正倉院文書(750年頃)」に記載があります。名前の由来は、夏の野菜であることから「夏の実(なつのみ)」、そのほか、中に灰汁(あく)があるとか、酸っぱいというようなことから「中酢実(なかすみ)」などと呼ばれていたものが「なすび」となり、さらに室町時代の宮中に仕える女官の言葉から「なす」という名で定着したのではないかといわれています。その歴史の古さから、地方により様々な品種が育成され、1個20g程度のものから500g程度にまで達するものがあり、大阪では泉州の「水ナス」が有名です。しかし最近では、地方ごとの特徴が次第に薄れ、栽培しやすく、調理もしやすい中型の長卵形(ちょうらんがた)のなすが主流になっています。 今日の給食では、「マーボー厚揚げ丼」に使用しています。 |
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