北津守の学力向上 vol17「インクルーシブ教育 その1」〜国際連合の勧告〜
今回の北津守の学力向上は、「インクルーシブ教育」についてのお話です。「特別支援教育」という言葉を知っておられる方もいると思います。言葉の定義は難しいのですが、「インクルーシブ教育」とは、言葉の意味合いが違います。
先日、日本は「障がい者の権利に関する条約」に関して、国際連合(国連)から審査を受けました。そして、いくつかの勧告が出されました。端的に言えば、「障がい者の訴えを聴き、障がい者の権利を保障するように。」という内容でした。 日本は、2014年に国連の「障がい者の権利に関する条約」に批准しました。そして、2016年に「障がいを理由とする差別の解消の推進に関する法律」を制定しています。市民の間に、少しずつ障がいに対する理解が進む一方で、まだまだ障がい者に対する差別があるからこそ、その法律ができた背景があります。 私は、すべての子どもたちが教え合い、学び合いながら互いを知り、共生していく学校づくりを目指しています。障がいのある子も、障がいのない子も、北津守小学校で一緒に学んでいく「インクルーシブ教育」を、これからも推進していきます。さらに、多様な子どもたちが、学校にいることを前提とした教育環境の改善と柔軟な教育課程の編成と改革に力を尽くしていきます。保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 北津守小学校 校長 辻 信行
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