夏季研修会を実施しました
令和4年8月4日(木)に中教研音楽部夏季研修会(大阪府音楽教育研究会と合同開催)を、大阪府立夕陽丘高等学校のヴィオーラホールにて行いました。内容は以下の通りです。
1.演奏 「大阪府立夕陽丘高等学校音楽科2年生の皆さんによる歓迎演奏」 ピアノ独奏,ヴァイオリン独奏,テノール独唱を聴かせていただきました。若い魅力あふれる演奏を楽しませていただきました。 2.講演 「新学習指導要領 実施1年を振り返って」 〜音楽科におけるその成果と課題〜 講師:国立教育政策研究所教育課程研究センター 教育課程調査官 河合 紳和 先生 学習指導要領の従前との比較や具体的な実践例なども踏まえ、音楽科の授業実践において押さえておくべき事柄をお話していただきました。主体的・対話的で深い学び」に関しては、音楽科としては他人と話し合いをするだけではなく、音楽作品や演奏、作詞者・作曲者・演奏者のメッセージなどを手掛かりに作品と対話することも対話的な学びと捉えることができると解説していただきました。また、他者の考え方を共有したり、共感したりすることで「自分の考え方や感じ方を深めていく」主体的な学びにつなげていくことが必要であるともお話されていました。 参考資料として教職員支援機構(NITS)のホームページの 「中学校学習指導要領 音楽科の改訂のポイント :新学習指導要領編 No.28」 https://www.nits.go.jp/materials/youryou/028.html 「新学習指導要領に対応した学習評価(中学校音楽科) :新学習指導要領編 No.52」 https://www.nits.go.jp/materials/youryou/052.html を紹介していただいています。ご参照ください。 3.講演 「能楽師から学ぶ『敦盛』の魅力とみどころ」 〜みんなで開こう!!能楽への扉〜 講師:能楽師 成田 達志 様 西野 翠舟 様 初めに能楽の歴史・概要をわかりやすく解説していただきました。その後、教科書に掲載されている「敦盛」を引用して、簡単な実技指導もしていただき、会場全員で謡役と小鼓役に分かれて合奏しました。最後に「能の音楽は語り物,日本の音楽に多い『言葉の美しさ』『言葉のリズム』で音楽をする。能楽の中ではどの役割も語る」とのお話をいただき、能楽の面白味を改めて感じることができました。 大阪市立中学校総合文化祭 第19回合唱祭各校の演奏を披露するだけでなく、演奏を互いに聴きあって交流を図りました。合唱祭の最初には、相愛中学校・高等学校園城直生校長先生からは、「この講堂はザ・シンフォニーホールに匹敵する音楽ホールです。このホールでしっかりと合唱の声を響かせてください。」と激励の言葉を頂戴しました。プログラムの中ほどでソプラノ独唱してくださった高校生は「私も3年前、中学生時に合唱祭に参加しました。」と話してく垂れました。とても素敵な歌声に会場の中学生もあこがれを抱きました。 合唱祭の最後に、音楽部門担当校長の中本宏司校長先生(我孫子中学校)からは「音楽は心を支えてくれる大切なもの。」と講評いただきました。 |