今日の給食(9.27 高野どうふのいり煮)高野どうふは、豆腐を凍結乾燥させたもので、昔は寒い時期に切った豆腐を夜間に屋外で凍結させ水分を抜いて作っていました。天然のフリーズドライですね。和歌山県の高野山で作られていたことから「高野どうふ」という名前で呼ばれるようになっています。今ではほとんどが工場生産になっていて、おもに長野県で作られています。 今日のいり煮に使っている粉末のものは、高野どうふの産地でよく食べられている食材です。製造工程で出た、形がよくないものなどを有効利用するために粉にして食べているとのこと。大阪では金剛山の麓の千早赤阪村でも郷土料理になっているそうです。 今日の給食では、粉末の高野どうふの他に、豚ひき肉、にんじん、グリンピース、ひじきを具材としてだしで煮た後、砂糖・塩・うす口しょうゆで味付けしました。ごはんによく合う逸品です。成長期に必要なたんぱく質やカルシウムもしっかりと摂れるので、おいしくいただきました。 今日の給食(9.26 他人丼)
今日の献立は「他人丼、とうがんのみそ汁、キャベツの赤じそあえ、牛乳」でした。
給食の他人丼は、牛肉、にんじん、たまねぎをだしで煮上げ、砂糖、みりん、塩、しょうゆで味付けした後、溶き卵でとじ、彩りに青ねぎを入れています。卵アレルギーがある人も食べられるように「卵除去食」も提供しました。 <他人丼> 親子丼が肉・卵ともに鶏(にわとり)を使用することから親と子に見立てたのに対し、牛肉と鶏卵という関係性のないものを用いるので「他人丼」と名付けられています。しかし、これは主に関西地方での呼び名で、関東地方では「開化丼(かいかどんぶり)」と呼ばれているそうです。江戸時代まで一般には食べられなかった牛肉と、明治初期の文明開化で日本に入ってきたたまねぎを使ったことから、その名前が付いたようです。 給食では丼物は毎回好評です。早食いしがちになりますが、よくかんで食べるよう心がけましょう。 今日の給食(9.22 おさつパン)
今日の献立は「おさつパン、牛肉のデミグラスソース煮、スープ、きゅうりのピクルス、牛乳」でした。
給食の主食は、週3回がごはん、週2回がパンです。パンの種類は現在、ジャムやマーガリンが付くコッペパン(基本配合)の他、黒糖パン、1/2黒糖パン、おさつパン、レーズンパン、パンプキンパンの6種類があります。(給食だよりでもお知らせした通り、2学期から食パンはなくなりました。) 今日のおさつパンは、小麦粉、砂糖、ショートニング、脱脂粉乳、食塩、イーストの基本原料の他に、さいの目に切ったさつまいもを約30g(小麦粉比35%)、さつまいもペーストを約4g(同5%)を混ぜて焼き上げています。 さつまいもの甘みがほんのりと感じられるふわふわパンです。毎回人気で、今日もおいしくいただきました。 第31回大阪市立中学校総合文化祭総合発表会のご案内
大阪市の中学生の芸術・文化に対する豊かな感性を育て、創造と鑑賞の能力の伸長を図ることをめざし、第31回大阪市立中学校総合文化祭を開催いたします。
「新型コロナウイルス感染症拡大防止対策」をご確認いただき、ご来場くださいますようお願い申しあげます。その際は、来場者健康状態確認書を印刷し、ご記入の上、ご来場ください。 今日の給食(9.21 さごし)
今日の献立は「ごはん、さごしの塩焼き、豚肉とじゃがいもの煮もの、オクラのいためもの、牛乳」でした。
「さごし」は、成長によって呼び名が変わる出世魚の一つです。はまちが大きくなったらぶりとよばれるのと同じです。体長40〜50cmまでの若いものを「さごし」、70cmを超えると「さわら」と呼ばれるようになります。給食では1年間に数回、さごしを献立に取り入れています。 さごしはさばの仲間で、身が白いので白身魚と思われますが、じつは赤身魚です。見た目の色で分けるのではなく、含まれている色素たんぱく質(ヘモグロビンやミオグロビン)の量によって分けられています。 水産庁のデータでは、日本での魚介類の消費量は2001年をピークに減少しています。2010年には肉の消費量が上回るようになりました。世界中ではここ半世紀で魚介類の消費量が2倍に増えており、減少傾向の日本は世界の中では例外的な動きをみせているそうです。 周りを海に囲まれた水産国日本です。「骨があるから嫌だ」「皮が嫌い」…と言わずに、肉に負けないようにしっかりと魚も食べていきましょう。 |