今回の北津守の学力向上は、4年生の国語科の教材である「ごんぎつね」の研究授業についてのお話です。
「ごんぎつね」・・・保護者の皆様も、小学校の頃、この物語を学んだのではないでしょうか。私も今から40年前に、この物語を学びました。お子さまの教科書を開いて、読み返してみると、昔を思い出すかもしれませんね。
この日も、写真にあるように、大阪大谷大学の今宮 信吾教授をお招きし、研究授業の後に研究討議会を行いました。大阪教育大学の木原 俊行教授、大阪市教育センター、岬町立中学校、大和郡山市立中学校の先生方など、多くの外部講師の先生方も、私たちの研究に対して、指導助言をしてくださいました。
4年生の子どもたちの学びに向かう積極的な姿勢、グループで協働的に学ぶ様子について、講師の先生方からお褒めの言葉をいただきました。4年生の子どもたちの先生の話を聞く態度は、本当に素晴らしいと私も思っています。
さて、社会の急激な変化は、これから求められる人間像を変えていきます。しかしながら、教育には「不易と流行」があると私は信じています。「読み・書き・そろばん」と呼ばれる基本的な学びは、今も昔も大切なことに変わりありません。
また、「友だちと仲良くする」、「相手を思いやる心をもつ」などの道徳的な価値観も不易なものとして、これからも大切にしなければならないでしょう。
一方で、ICTの活用や多様なものの見方や考え方を学ぶことは、これから益々重要になってきます。北津守小学校では、教育の「不易と流行」を見極めながら、子どもたち一人ひとりを大切にし、子どもに寄り添う教育をこれからも進めて行きます。
北津守小学校 校長 辻 信行