11月19日(火)4年研究授業【4年以外13:15下校、4年14:30下校】

感嘆符 北津守の学力向上 vol8 「多文化共生教育の推進 その3」〜グローブクラス〜

 今回の北津守の学力向上は、グローブクラスのお話です。本校では、すべての外国にルーツのある子どもたちが、自分や他の国の遊びや文化を学ぶ場として、「グローブクラス」を開設しています。今日は、そのグローブクラスの開級式がありました。

 本校には、中国、韓国・朝鮮、ベトナム、フィリピン、インドネシア、ニュージーランドにつながりやゆかりのある子どもたちが在籍しています。その子どもたちのアイデンティティを育み、自分のルーツに誇りと自信を持つことを目標としています。

 「グローブクラス」も教育課程外の昼休みを活用して、活動しています。外国にルーツのない日本の子どもたちも見学に来て、応援している微笑ましい様子も見られます。このような互いの国の文化や遊びを知り、互いの国の良さを知ることを通して、多文化共生教育を進めていきます。

 そして、教育課程内では、日本の文化と他の国の文化を調べ、似たところや違うところを見比べながら、互いの特長や良さを知ることで、多様な文化や生き方があることを、子どもたち学んでいきます。今後も、本校では、大阪市教育振興基本計画の最重要目標の中の一つに掲げられている多文化共生教育の推進に取り組んでまいります。

                   北津守小学校 校長 辻 信行

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感嘆符 北津守の学力向上 vol7「国語科の学力向上〜世界でいちばんやかましい音〜」

 今回の北津守の学力向上は、5年生の国語科で学ぶ物語文「世界でいちばかやかましい音」についてのお話です。

 ガヤガヤの町の入り口には、こんな立て札が立っていました。
 「これよりガヤガヤの都 世界でいちばんやかましい町」

 この物語は、クライマックスの場面で心がほんわかします。世界でいちばんやかましガヤガヤの町に住むギャオギャオ王子。彼の誕生日の願いは、世界でいちばんやかましい音を聞きたいというものでした。その願いを叶えるため、世界中の人々が一斉に、ありったけの声で「ギャオギャオ王子、お誕生日おめでとう」と叫ぶことになります。

 しかし、「世界でいちばんやかましい音」をこっそりと聞いてみたいと思う人がどんどん増え続けます。そして、いよいよ誕生日の日。だれも「ギャオギャオ王子、お誕生日おめでとう」と声に出さなかったのです。その瞬間、全くの沈黙となります。

 もちろん、世界でいちばんやかましいガヤガヤの町も沈黙に包まれます。そのとき、王子とガヤガヤの町の人々には、どんな音が聞こえてきたと思いますか?
 生まれて初めて、王子は小鳥の歌を聞き、木の葉の風にそよぐ音を聞き、小川を流れる水の音を聞いたのです。生まれて初めて、王子は静けさと落ち着きを知ったのでした。そして、王子は、それがすっかり気に入りました。

 物語の最後の一文を紹介します。
 今では、ガヤガヤの町の入り口には、こんな立て札が立っています。
 「ようこそ、ガヤガヤの都へ 世界でいちばん静かな町」

 次回の北津守の学力向上では、2人の大学の先生をお招きして、指導法や子どもたちへの支援の在り方を考えた研究討議会の様子をお伝えします。 

                 北津守小学校 校長 辻 信行

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感嘆符 校長室の窓vol7「登校時のマスクについて」

 今回の校長室の窓は「登校時のマスクについて」です。6月も末になり、梅雨の蒸し暑さと真夏の日差しが重なり、熱中症に気を付けなければなりません。

 登校時の子どものマスク着用の様子を見ますと、約8割がマスクを着けています。マスクを外さなくても、あごの部分にずらすだけでも、熱中症対策になるかと思います。
 何人かの保護者の方にお話を聞くと、「マスクを付ける習慣になっている。」、「マスクを付けていかないと、忘れてしまうので。」というご意見がありました。
 
 今後は、マスク着用が当たり前という状況から、必要に応じてマスクを着脱するという難しい判断が求められてきます。子どもたちが、その判断をするのはとても難しいでしょう。時には、私たち大人が責任をもって、子どもたちを諭しながら、マスクの着脱の判断をすることが求められると考えています。

 それぞれのご家庭によって、家庭環境も違いますから、マスクの着脱のお考えも異なると思います。新型コロナウイルス感染症と同時に熱中症の対策についても、ご家庭で子どもたちと話し合っていただければ嬉しいです。

                   北津守小学校 校長 辻 信行
 
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北津守の学力向上 vol6 「プール学習」

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 今回の校長室の窓は「プールの学習」のお話です。20日からからプールが始まったのですが、大阪も気温が30度まで上がり、子どもたちは楽しんで活動することができました。
 
 今も昔も変わらず、プールが苦手な子どもたちはいます。お子さんが家で、「プールがいいやや。」と話すこともあると思います。ご家庭でできることは、お風呂や起床時に、洗面器に水やお湯をためて、顔を付けたり、洗ったりするなどの水慣れです。その時に、目を開けることができればOKです。実は、このようなちょっとしたことでも、子どもにとっては自信となり、プールの学習に向かう気持ちが強くなります。プールも国語や算数の学習も、日々の積み重ねが力となり、子どもたちは成長していくのです。

 新型コロナウイルスの感染対策と熱中症対策を同時に行いながら、プールの学習も進めていきます。保護者の皆様のご理解とご協力をお願いします。
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感嘆符 校長室の窓vol6「校長室の風景」〜みんなの居場所〜

 今回の校長室の窓は、普段の「校長室の風景」についてお話します。子どもたちは、休み時間になると、よく校長室を訪ねてくれます。子どもたちが話す内容は、他愛もないことがほとんどです。けれど、その他愛もないことの中に、本当に伝えたいことのヒントが隠されている場合があります。子どもたちは、以下のような話をしてくれます。

 ・友だちのこと
 ・家族のこと
 ・勉強のこと
 ・先生のこと
 ・自分の生い立ちや将来のこと
 ・悩みや相談

 大人でもそうですが、子どもたちも自分の話をすることで気持ちがすっきりすることが多いようです。私が「少し心配だな。大丈夫かな。」と感じた子どもたちの悩みや相談に対しては、「校長先生にできることはあるかな?」、「その悩みについて、一緒に考えてみてもいいかな?」、「担任の先生に伝えてもいい?」と問いかけます。

 校長室でのほんの些細な会話から、子どもたちの様子や友だち関係、クラスでの状況、お家での出来事を知ることもあります。私は、「校長室」がすべての子どもたちの居場所になればいいと考えています。

 けれど、本当の子どもたちの居場所は自分の「教室」だと思います。教室が居心地がよくて、みんなと過ごす毎日が嬉しくて、先生といろんなことを話すのが楽しい。私が学級担任のときは、そんなクラスを創ることを目標にしていました。

 でも、子どもでも大人でも誰にでも、しんどいとき、1人になりたいとき、静かな環境で過ごしたいときがあるかもしれません。そんなときに、「校長室」が一人ひとりの居場所になればいいなと思っています。
                   北津守小学校 校長 辻 信行
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