校長室の窓vol6「校長室の風景」〜みんなの居場所〜
今回の校長室の窓は、普段の「校長室の風景」についてお話します。子どもたちは、休み時間になると、よく校長室を訪ねてくれます。子どもたちが話す内容は、他愛もないことがほとんどです。けれど、その他愛もないことの中に、本当に伝えたいことのヒントが隠されている場合があります。子どもたちは、以下のような話をしてくれます。
・友だちのこと ・家族のこと ・勉強のこと ・先生のこと ・自分の生い立ちや将来のこと ・悩みや相談 大人でもそうですが、子どもたちも自分の話をすることで気持ちがすっきりすることが多いようです。私が「少し心配だな。大丈夫かな。」と感じた子どもたちの悩みや相談に対しては、「校長先生にできることはあるかな?」、「その悩みについて、一緒に考えてみてもいいかな?」、「担任の先生に伝えてもいい?」と問いかけます。 校長室でのほんの些細な会話から、子どもたちの様子や友だち関係、クラスでの状況、お家での出来事を知ることもあります。私は、「校長室」がすべての子どもたちの居場所になればいいと考えています。 けれど、本当の子どもたちの居場所は自分の「教室」だと思います。教室が居心地がよくて、みんなと過ごす毎日が嬉しくて、先生といろんなことを話すのが楽しい。私が学級担任のときは、そんなクラスを創ることを目標にしていました。 でも、子どもでも大人でも誰にでも、しんどいとき、1人になりたいとき、静かな環境で過ごしたいときがあるかもしれません。そんなときに、「校長室」が一人ひとりの居場所になればいいなと思っています。 北津守小学校 校長 辻 信行 校長室の窓vol5「救急救命講習会」
今回の校長室の窓は、「救急救命講習会」のお話です。20日からプールの学習が始まりました。万が一のプール事故に備えて、多くの教員が講習を受けるようにしています。
今回は、前北津守小学校の教頭先生である「田村 亮」先生(現在は九条南小学校教頭)を講師としてお招きし、1時間、AEDの活用や心肺蘇生法について学びました。 本校の教員は、講師の田村先生のお話と実演を真剣に聞き、消防署から借りてきた人形で心肺蘇生の方法や、実際にAEDを使っての講習を受けました。みんな、田村教頭先生との懐かしの対面を喜びながら、緊急の場合の対応について学ぶことができました。 田村 亮先生、講師をお引き受けいただき、ありがとうございました。 北津守小学校 校長 辻 信行 ボッチャ体験(3年)手や指で話そう(2年)北津守の学力向上 vol4 「国語科の学力向上〜物語文の研究〜」
今回の北津守の学力向上は、国語科の研究についてのお話です。6年生では、「風切るつばさ」という物語文の学習に取り組んでいます。ツルの群れの関係を描いた物語で、登場人物の心情の変化を読み取ることが学習目標となります。
子どもたちは、物語の中心人物である「クルル」と「カララ」とい2羽のツルの描写を通して、心情がどのように変化していったのかを丁寧に読み取っていました。さして、その考をグループ学習で意見交換し、全体で意見交流することができました。 6年生の子どもたちの良いところは、互いの意見を受け止め、認めることができるところにあります。最後には、みんなが画用紙の短冊に、自分の考えをまとめて書くことができました。 「風切るつばさ」は、読んでみると、とてもおもしろい物語です。保護者の皆様も、久しぶりに教科書を開いて、物語をお読みになり、「クルル」と「カララ」の心情の変化を感じ取ってみてはいかがでしょうか。 北津守小学校 校長 辻 信行 |