北津守の学力向上 vol26「6年生を見送る会」〜修学旅行へ〜北津守小学校では、長年、修学旅行は「ヒロシマ」に行っています。平和の尊さと戦争の悲惨さを学ぶ絶好の機会だと思います。1年生〜5年生は、6年生と一緒に平和への願いを込めて「折り鶴」を作りました。(写真上) また、6年生は、自分たちで折り鶴レリーフ「絆」を作成し、本校の国際クラブである民族学級では、折り亀レリーフ「朝鮮半島」を作成しました。(写真下)これらの作品も平和への願いを込めて作成しています。 1年生から5年生のみんなは、修学旅行に行く6年生に対して、あたたかいメッセージを贈ってくれました。きっと、6年生のみんなに伝わったと思います。 6年生のみんなへ。ヒロシマで友だちとの絆を深め、平和の尊さを学んでください。校長先生も、あなたたちと一緒に学べることが楽しみです。 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol25「小中連携」〜鶴見橋中学校の部活動体験〜
今回の北津守の学力向上は、先日、鶴見橋中学校で行われた「部活動体験」のお話です。鶴見橋中学校では、現在、バドミントン部、バスケットボール部、サッカー部、水泳部、音楽部、アート&クラフト部、きずなクラブ、ユネスコ部の各部活動があります。
6年生の子どもたちが様々な部活動を体験し、鶴見橋中学校の生徒から各部活動の説明を受けていました。大阪市立中学校の部活動のあり方は、外部の専門指導者の招聘、部活動時間の見直しなど、ここ数年、大きく様変わりしました。 子どもたちがスポーツや音楽、文化などを学ぶ貴重な機会として、部活動は大切であると私は考えています。もちろん、中学校の部活動以外でのそれらの体験も貴重です。子どもたちが、様々な体験を通して、成長することを願っています。 鶴見橋中学校で部活動を頑張っている先輩の皆さん。ご協力、ありがとうございました。 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol24「学び合いの学習」〜2年生〜上図は、アメリカ国立研修センターが示した「学びのピラミッド」と言われるものです。先生の話を聞いている講義型の授業の学習定着率は5%、視聴覚教材を使った授業の学習定着率は20%です。 一方、グループ討論などの協働的な学びが50%、体験学習が75%です。そして、他の人に教えるという行動は、学習定着率を90%にまで高めます。2年生の子どもたちが自然に行っている「学び合い」や「教え合い」こそ、学力を高めるのです。 このような子どもたちの行動は、友だちを思いやる優しい心が育まれてこそ生まれます。そして、普段の先生たちの見守りや声かけ、賞賛の言葉が、その行動を学級全体に根付かせることにつながります。 北津守小学校が目指している教育が、上のたった1枚の写真に凝縮されていると言えます。本校では、子どもたちの「学び合い」や「教え合い」の風土が根付くよう、これからも少しずつ取り組みを進めていきます。 2年生の子どもたちへ。「すてきだよ! やさしいな! ありがとう!」 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol23「多文化共生教育の推進」〜グローブクラス〜
今回の北津守の学力向上は、第2回目のグローブクラスの様子をお伝えします。外国につながりのある児童が、たくさん参加しています。外国につながりのない児童でも、興味のある児童が見学をしたり、一緒に活動したりすることもあります。
フィリピンの遊びである「バンブーダンス」(写真上)、韓国・朝鮮の遊びである「トゥホ」(写真中)と「チェギチャギ」(写真下)を楽しみました。「バンブーダンス」は、3人1組で、リズムに合わせてジャンプをして遊んでいました。 「トゥホ」は、的の中に矢を入れるのが難しかったようです。「チェギチャギ」は、日本の「蹴鞠」(けまり)のような遊びです。中国には、「ジェンズ」という似た遊びがあり、近代的なスポーツとなっています。「チェギチャギ」は、かなり難しくて、3回続けて蹴ることができれば上出来です。 校長先生は、グローブクラスに参加する皆さんが、様々な国や地域の遊びを楽しんだり、言葉を学んだりしている姿を見ると、とっても嬉しい気持ちになります。これからも楽しく活動しながら、あなたたちが自分のアイデンティティを大切にし、自尊感情を育んでいくことを応援し続けたいと思っています。 北津守小学校 校長 辻 信行 北津守の学力向上 vol22「外国語(英語)の研究授業」私が小学生の頃は、もちろん外国語の授業はありません。中学・高校時代の英語は、どちらかと言えば、単語や文法を覚えることに重点が置かれていたように思います。今は、小学生でも、英語を使ったコミュニケーションの力を育成するという部分が大事にされています。 今回も、北津守の先生と委員会の先生が英語でコミュニケーションする場面を多く見せました。話すことの中でもやり取りする場面を、指導者が示すことで、児童は英語に慣れ親しんでいきます。それをもとに、次は実際に自分たちが友だち同士や指導者とやり取りしていきます。 英語の学習では、次の技能を身につける必要があります。 ○「聞くこと」 ○「読むこと」 ○「話すこと(やりとり)」 ○「話すこと(発表)」 ○「書くこと」 今回は、「話すこと(やりとり)」の学びを中心にしながら、「聞くこと」や「書くこと」にも取り組みました。 英語の学習が終わり近づいた時、子どもたちから「えー、もう今日、英語終わりなん。」という声が聞かれました。子どもたちが、英語の学習を楽しんだという証の声だと言えますね。 北津守小学校 校長 辻 信行 |