第75回 卒業式校庭の桜のつぼみもふくらみ始め、春の息吹を感じるこのよき日に、本校卒業式を挙行できることを心よりうれしく思います。保護者の皆様方には、本日のお子様方のご卒業、本当におめでとうございます。この3年間で心身ともに立派に成長された姿をご覧になり、感慨もひとしおのことと存じます。この間、本校教育のために多大なご支援とご協力を賜りましたこと、またコロナウイルス感染症の感染防止のためにご来場に制限を設けさせていただいたことにご理解を賜り、厚くお礼申しあげると共に、改めてお祝い申しあげます。 さて、91名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは、本校の最上級生として常に後輩の良き手本となり行動してくれました。卒業式に臨んで、福井への修学旅行、運動会のソーラン、文化発表会の合唱などでの、皆さんの晴々とした表情を思い出しました。皆さんとのすばらしい出会いに、心から感謝したいと思います。皆さんは今日で、小学校入学からの義務教育9年間の課程を修了し、4月からは、それぞれの道を歩み始めます。卒業にあたり、皆さんにこれからの人生を歩むにあたって、大切なことを話したいと思います。 皆さんは入学後の3年間をずっとコロナウイルスによる感染症によってさまざまに制限を受けてきました。また世界中で多くの人が犠牲となり、現在も多くの人が後遺症に苦しんでいます。皆さんも学校が休業になったり、行事が縮小されたり、また、制服のようにマスクの着用が求められたりとさまざまな影響がありました。まさにコロナウイルスと闘いながらの3年間でした。今後コロナの取り扱いが第5類となり、様々な制限が緩和されることになります。進路先では感染症を気にせずのびのびと過ごせることを願っています。我々人類はこれまでに、このような感染症の世界的な流行や、様々な自然災害や現在も進行中である戦争によって、多くの尊い命を失ってきました。しかし、そのたびに多くの人が感染症の対策を見出したり、平和な世界を築き復興させるために取り組み立ち直ってきたりした歴史があります。人間には争いごとを起こすような愚かな面もありますが、困難に打ち勝つ知恵と人を思いやり支える心と、より良い世界を作ろうとする実行力があります。皆さんも今までに家族や友達、地域の方々、学校の教職員、いろんな人にいろんな形で見守られ、応援されてきました。これからも自分一人で生きているのではなく、誰かに支えられています。そのことに感謝の気持ちを忘れないでください。また、誰かの支えとなれる人になってください。「人は時に助け、助けられ、支えあいながら生きています。」これから皆さんの歩む人生は、順調な時だけでなく、困ったこと、苦しいことなど逆境の時もあります。その時でも、きっと数多くの人が、皆さんの支えになってくれます。また皆さんが誰かの力になる時がきっと訪れます。皆さんの母校である瓜破中学校はいつまでも、皆さんの味方です。そのことを忘れないでください。皆さんの人生は、まだまだ始まったばかりと言っても過言ではありません。いくつになっても、前向きに、自分自身の可能性を信じて力強く歩んで行ってください。 保護者の皆様には、卒業生の皆さんの前途が輝かしいものとなりますよう、教職員一同、祈念をし、万感のおもいをもって、お子様をお返しいたします。これからも、卒業生の皆さん共々、本校の発展のためにお力添えいただきますよう、お願いいたします。名残りはつきませんが、卒業生の皆さんの門出を心から祝福し、幸多い人生を歩まれることを祈念し、私の式辞といたします。 令和5年3月14日 大阪市立瓜破中学校 校 長 武井 和哉 今日の給食鶏肉のみそバターソース 五目汁 きんぴらごぼう ごはん 牛乳 今日の給食さごしのおろしじょうゆかけ さといもと野菜の含め煮 高野どうふの煮もの ごはん 牛乳 今日の給食鶏肉のカレー風味焼き 洋風煮 はっさく パン 牛乳 今日の給食豚肉と野菜のいためもの すまし汁 きな粉よもぎだんご かやくご飯 牛乳 |
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