本校は、大阪市の経済の中心地にあります。都市型のスーパーマーケットでは、働いている人たちのためにスーツを多く仕入れたり、夜遅くまでお客さんが来店されたりと、同じスーパーマーケットでも地域に合った販売の工夫や取り組みをされていることがわかりました。毎日、４０００〜６０００人ものお客さんが来店されるそうです。今回の社会見学によって、社会科で学習したことをより深く理解することができ、また、地域にあるお店と自分たちの生活とのつながりを考えることができました。

　３年生は、社会科で「店ではたらく人びとの仕事」について学習してきました。地域にはいろいろなお店があること、お店が商品を売るためにどのような工夫をしているのか、スーパーマーケットとコンビニエンスストアの違いなどです。今日は、実際に近くにあるスーパーマーケットに見学に行かせていただきました。お店の方から、野菜や果物、魚など、季節ごとのおいしい食べ物をたくさん販売するように工夫していることを教えていただきました。また、普段は見ることができないバックヤードも見せていただきました。そこでは、お客さんが快適に買い物をすることができるように、発注や品出しなど様々な仕事をしていることがわかりました。

　２年生は、生活科の学習で町たんけんをしています。今日は、地域にある銀行に行きました。「いつからこの銀行はありますか。」「銀行にはどんな機械がありますか。」「銀行ではどんな仕事をしていますか。」「お金はどこから運ばれてきますか。」「安全対策はどうしていますか。」などの質問をしました。こちらの銀行は８７年前に建築されたこと、ＡＴＭや両替の機械があること、お金を預かったり、貸したりする仕事をしていること、その時にありがとうという意味の利息が出ること、日本銀行からお金が運ばれてくること、守る専門の警備員さんがいることなどをお話していただきました。また、普段は見ることができない営業時間が終わってからの銀行の様子や銀行員の方々が働いているところ、金庫まで見せていただき、児童は貴重な経験にとても喜んでいました。お忙しいところ、町たんけんに行かせていただき、ありがとうございました。

　３年生は、外国語（英語）で自分の好きなものやそうでもないものを伝えて、自己紹介をする学習をしました。最初に、Ｃ−ＮＥＴ（外国語の指導員）の先生がデモンストレーションを行い、自己紹介や返事の仕方のポイントを確認しました。その後、児童が好きなものとそうでもないものを相手に知らせる自己紹介シートを作り、班で発表しました。「Hello! I'm 〇〇. I like □□.」などと、自分の名前と好きなものを言います。野球、水泳、バスケットボール、将棋など、好きなものを伝えていました。それを聞いた人が、「Me,too.」や「Really？」などと返事をしていました。あまり好きではないものを伝える時は、「I don't like mushroom.」など、苦手な食べ物を伝えている児童もおり、それに対しては「Me,too」という返事が多かったので、３年生の児童のきのこに対する苦手意識が英語を通して伝わってきました。どの児童も自信をもって、英語での自己紹介をすることができました。

　６年生は、体育の時間にガイドランナーの体験学習を行いました。ガイドランナーは、視覚に障害がある人の陸上競技において、ロープや声などで選手を誘導する人のことです。最初に、代表の児童がデモンストレーションをしました。ガイドランナーの児童は、「ストップと言わないと道からそれる。止まってもらうのが難しい。」、アイマスクをしている児童は、「目が見えないとこわい。自分がどこにいるのかがわからない。」という感想でした。先生から「あっち、そっち、あとちょっとではなく、あと何歩、右に９０度など、数字を使って具体的に伝えてみよう。」というポイントを教わり、全員で体験しました。その後、実際の選手とガイドランナーが走っている映像を見て、自分達でも走る体験をしました。「歩く時よりもはるかに難しい。」「実際の選手は、たくさん練習して息を合わせていることがわかった。」などの感想が聞かれました。ガイドランナーを体験することで、視覚に障害のある人たちのスポーツについて知ることができ、また、相手のことを考えて言葉をかける大切さを学ぶことができました。