定例の全校集会を行いました。校長先生の講話を紹介します。

　おはようございます。
　1・２年生、先週のチャレンジテストの手応えはどうでしたか？　結果が出るまでしばらくかかりますが、結果にかかわらず、また今週からやるぞという気持ちになってくれているでしょうか。
　３年生は最後の実力テストが終わりました。ああこのあたりの勉強が抜けていたなあなど、勉強の課題は見つけられましたか。見つけた課題は漏らすことなく、振り返りを確実にしていってください。また来週には中学校最後の学年末テストがあります。もうひと踏ん張り、頑張ってください。
　みなさんはテストが終わるたびに、気持ちを緩め切っていないでしょうか。受験を控えたこの時期の3年生はあまりいないかもしれませんが、精一杯頑張って学習に取り組む姿勢をピンと張ったロープに例えるとすると…
ロープを一気に緩めると、次にまたピンと張ろうとすると大きな力が必要になります。でも、少し緩めるだけならそんなに大きな力を出すことなくまたピンと元に戻すことができるので、テスト前に頑張って学習していた人は、その気持ちを緩め切ることなく、少し緩めるくらいで、学習する習慣を地道に継続してください。反対に、十分に頑張れなかったという人は、なぜ頑張れなかったのかその理由をよく考えたうえで、対策を立てて、少しずつロープを張っていけるよう（頑張っていけるよう）改善していってください。いずれにしても自分の実力に限界をつくることなく、次に向かってまた自分を高めていってほしいと思っています。
　始業式に、3学期は勉強や部活動など、それぞれに取り組む自分の「ふつうの基準」を少しあげようという話をしました。次の学年、次の高校に繋がるこの3学期に、みなさんが学ぼうとする熱量・やる気を高めようとすること、これが「ふつうの基準」を上げるということなのです。しかし、学ぶ知識を獲得するだけでいいのではありません。これからの時代は、正解のない時代とか予測不可能な時代(VUCAの時代)に入り、今から20年後の2045年ごろにはAIやロボット化がさらに進み、今存在する仕事が半数から80％くらい消滅すると言われています。だからこそ、不確実で予測困難な時代を生きていくことになるみなさんには、勉強や活動の基準を上げて、たくさんの知識を得ることが大切なのです。が、それ以上に獲得して欲しい力は最終的に「知恵」だと思っています。世界で最先端の技術力を誇るマイクロソフト社やアップル社の入社試験では、「キリンを冷蔵庫に入れるにはどうしたらいいか」「富士山を動かすのにはどうしたらいいか」という問題が出されたことがあります。いかに柔軟な発想をもって、どんなアイデアを導き出すのか、発想力や思考力が求められています。「知識」は知ること、人が頭の中に入れて覚えるような記憶のことで、「知恵」は、物事の筋道を立てて計画し、正しく処理していく能力や心の働きを言います。「知恵」は、「知識」を元に、さまざまなことを経験したり色々な分野の本を読んだりすることによって育てられます。今は、まず十分な知識を得ることに力を入れて、いずれは自分の才能が遺憾なく発揮できるよう「知恵」を手に入れてほしいと願っています。
　最後に、今週は土曜授業があります。消防署、地域の方々に来ていただいて全学年で防災学習を行います。前の集会でも話しましたが、あさっての1月17日は「防災とボランティア」の日です。29年前に起こった「阪神淡路大震災」をきっかけに定められましたが、その後も各地で自然災害はあり、先日も「能登半島地震」があったばかりです。災害が起こったとき、自分で自分の命をどう守るか、中学生として地域のお年寄りや小さな子どもたちに何ができるか、どう協力するか、など考えながらしっかり取り組んでください。

　今年初めてのPTA実行委員会を開催しました。PTA役員と実行委員会の皆さまには、ご多忙の中、また寒さ厳しい中、集まって頂きありがとうございました。
　3学期の予定と長吉中学校の様子を共有することができました。有意義な時間となりました。

　1年3組技術の続きです。

　1年3組技術の続きです。

　3組は技術です。Wordの基本操作・日本語文字入力の練習を行いました。神谷先生からの説明後、各自レベル1から始め、レベル5合格目指して取り組みました。班で教え合い学び合う姿が見られました。