今日の給食(2.26 コッペパン)先日、職員室で「コッペパンのコッペってどういう意味なのかな?」という話題になりました。知っている人はいますか? そこで調べてみました。 「コッペ」の語源については諸説あるようですが、形が似ているフランスのパンである「クッペ」が由来だという説が有力なようです。 食パンは一人分を切り分けないといけないのですが、コッペパンなら一人分の大きさを決めて焼くと、配りやすいこと。そして、材料は食パンとほぼ同じなので、食事向きであることなどから、学校給食に導入されて広まっていきました。 「コッペ」という名前は外国語が由来ですが、「コッペパン」は日本で生まれた日本オリジナルのパンだそうです。 今日の給食(2.20 押麦のグラタン)今日のグラタンは押麦を使ったグラタンです。押麦とは大麦の皮をとって蒸気で加熱し柔らかくしてから平たく押しつぶしたものです。大麦はそのままでは水を吸いにくく、消化が悪いので、このように加工して使われるようになりました。 押麦には米の約24倍もの食物繊維が含まれているのが大きな特徴です。食物繊維不足を解消するために、米と混ぜてご飯に炊くのも効果的な摂取の仕方です。 給食では今日のようにグラタンに使う他にスープに入れて使っています。 今日の給食(2.19 くじらのたつたあげ)くじらは1年に1回、献立に登場する食材です。日本では古くから、鯨肉を重要な食料資源として利用してきた歴史があります。日本の鯨食文化(鯨肉を食べる文化)は「捨てるところがない」と言われるほど、多くの部位を無駄なく利用できるよう工夫されてきました。 くじらの赤身の肉はたんぱく質を多く含み、不足しやすい鉄も豊富に含まれています。また、低脂肪、低コレステロールの他、EPAやDHAを含むため、生活習慣病予防にも効果があるとされています。 今日の給食で使ったのは「ニタリクジラ」の肉です。最近ではスーパーなどでも売っていますが、家庭で買って食べる機会は少ないと思いますので、給食でしっかりと味わっておきましょう。しょうゆやしょうがで下味をきかせて揚げているので、おいしいく、残食はほとんどありませんでした。 今日の給食(2.16 ペクチン)
今日の献立は「コッペパン、りんごジャム、ほうれん草のクリームシチュー、キャベツのサラダ、デコポン、牛乳」でした。
今日の果物は「デコポン」です。温州みかんの時期が終わり、いろいろな柑橘類が出回ってきました。先日のいよかんに続いて、今日は「デコポン」が今シーズン初登場です。 デコポンは先日のいよかんと違って、皮は分厚いけどむきやすく、薄皮ごと食べることができます。 さて、今日は寒天の日…玄関ピロティのモニターに紹介されていました。寒天とゼラチンの違いを説明できますか?とも書かれていました。 寒天もゼラチンも液体を固める働きがありますが、その他にも「ペクチン」というものがあります。ペクチンは、食物繊維の一種で、レモン、オレンジなどの柑橘類やりんご、バナナに多く含まれています。 ペクチンは糖類と酸を合わせて加熱することで、ゼリー状に固まる性質をもっています。この性質を利用して作られるのがジャムです。 ペクチンを多く含む果物に砂糖を加えて加熱するとゼリー状のジャムを作ることができます。今日のりんごジャムの袋の品質表示欄を見てみましょう。「ゲル化剤(ペクチン)」の表示があります。りんごにふくまれているペクチンだけでは足りないので、後から添加されているのです。 今日は、果物に含まれるペクチンについて紹介しましたが、モニターに書かれている「寒天とゼラチンの違い」についてはみなさん、ぜひ調べてみて、食の知識をふやしていきましょう。 今日の給食(2.15 白花豆)給食ではいろいろな豆を献立に使っています。鉄やカルシウム、食物繊維が多く体に良いことを皆さんに知って欲しいからです。 今日は「白花豆」を煮ものにしました。白花豆は、ベニバナインゲンの仲間で、花も実も白いことから「白花豆」と呼ばれています。主に北海道で多く生産されています。 日本には江戸時代に伝わり、大きな花をたくさん咲かせることから、最初は観賞用でした。明治時代に食用としての栽培が始まり、大正時代になってから本格的な栽培が始まったそうです。 豆を煮るのには時間と手間がかかります。今日は朝から調理員さんが火加減を気にしながら丁寧に煮てくださいました。家庭で食べる機会は少ないと思います。残さずにしっかりといただきましたね。 |