学校司書 門野さんより
こんにちは。
学校司書の門野です。 本日、図書館開館しています。 さて、最近テレビを見ていると阪神の「アレ」の話がよく出てきます。アナウンサーも「アレ」というのです。アナウンサーは、人にわかりやすく出来事を伝えるのが役目なのにです。監督も選手もファンも「アレ」といいます。 その言葉をはっきり言ってしまうと気にしすぎて変に力がはいってしまうっていうことあります。とても共感します。 今日紹介するのは、『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)です。この物語は、「「島崎、わたしはこの夏を西部に捧げようと思う」 一学期の最終日である七月三十一日、下校中に成瀬がまた変なことを言い出した。」という言葉で始まります。 成瀬は滋賀県大津に住む中学2年生です。西武は、8月31日に閉店する百貨店西武大津店です。ローカルテレビ番組が閉店まで毎日西武百貨店から中継をするのを知った成瀬は最終日まで毎日通い、映りこむことにしたのです。 成瀬は宣言して、着々と実行していきます。 毎日西武に行ってテレビに映り込む日常の話なのに、なのに、ええっ!?どうなるのと気になるのです。 「また変なことを」というように、成瀬はちょっとまわりから浮き気味の子のようです。同じマンションに住む幼なじみの島崎はそれをずっと見守ってきています。成瀬のことを変だというのですが島崎は成瀬を見守るだけでは終わらなくて、自分から巻き込まれても行きます。それは第二話になるのですが、島崎も見守るだけの人ではないのです。 成瀬が宣言したことで他にも色々な人が成瀬を気にかけて、少しだけ影響を受ける話がはいっています。だからといって成瀬は特別な人ではなく、悩み戸惑いながら進む人なんだと最後まで読むと気づきます。 阪神のアレとは質が違うのですが、それに負けず劣らずのワクワクがあります。言葉を濁さないで宣言し行動する成瀬に、ぜひみなさんにも会ってもらいたいです。 授業風景 3年
1組の国語、3組の英語、4組の理科です
授業風景 2年
1組の音楽、2組の家庭科です
授業風景 1年
2組の技術、5組の英語です
本日からの教育実習生です
国語科の北田先生です。今年度の実習生が5人揃いました。25日(月)までよろしくお願いします。
|
|