卒業証書授与式☆送辞冬の厳しい寒さが和らぎはじめ、春の訪れを感じることのできる季節となりました。本日、晴れてこの加美中学校を卒業される皆さん、ご卒業おめでとうございます。 今、こうして先輩方と過ごした日々を振り返ってみると、さまざまな思い出がよみがえってきます。いつも私たちの背中を優しく押してくださっていたことに改めて気づきました。 私たちが入学したばかりのころ、わからないことばかりで不安を抱いていた中学校生活を、より楽しく送れるようにと、丁寧に教え、導いてくださったのが、先輩方でした。 部活動では、たくさんの汗を流しながら、真剣な表情で練習に取り組まれていました。私たちが困っているとき、いつも優しく、そして時には厳しく教えてくださいました。 先輩としてのリーダーシップを発揮し、私たちを心身ともに成長させてくださいました。 運動会では大縄跳びのとき、クラスの垣根を超え、学年全員で円陣を組んでいる姿を見て、学年の絆の強さに胸を撃たれました。 委員会活動では、行事での取り組みで支えてくださったり、最上級生として、私たちをまとめてくださいました。 先輩方の卒業と入れ替わりに、四月には満開の桜のもと、新入生を迎えます。今度は私たちが上級生になるんだということへの不安があります。しかし、私たちは先輩方の背中をみて、多くのことを学んできました。先輩方から学んださまざまなことを今度は私たちが後輩に伝えていけるよう、精一杯努力していきたいと思っています。 さて、先輩方はこれから自分の決められた夢と希望があふれる道を歩き、新しい生活を始められます。これからの道、「山あり、谷あり」と言うように、楽しいことばかりではないかもしれません。ときには、辛いことがあるかと思います。でもそんな時は、この加美中学校で過ごした日々や、努力されてきたことを思い出してください。苦しいことがあっても、あきらめずに耐え抜いてください。そうすれば、最後には必ずその努力が報われるのではないかと思います。 今日は先輩方と私たちが共に過ごす最後の大切な日です。卒業生の皆さんが、自分の夢に向かって歩み続け、明るい未来を送られることを心より願っております。 本当に今までありがとうございました。 令和六年 三月十三日 在校生代表 卒業証書授与式☆PTA会長
祝 辞
PTAを代表いたしまして、祝辞を述べさせていただきます。 三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、保護者の皆さま、お子さまのご卒業おめでとうございます。 三年生の皆さんが加美中学校に入学された年は、コロナ禍の真っただ中でしたね。一年生の時は一泊移住が中止になり、二年生では職業体験が中止に、また運動会は保護者の観覧ができずに少し寂しい思いもされたことかと思います。 最終学年になり、すべての行事が平常通りに開催でき、喜びもひとしおかと思います。 中学校生活は楽しかったですか?本日の卒業式を以って、義務教育が終了します。四月からは新しい環境で学んでいかれることと思います。 皆さんがこの中学校で学んだこと、それは、勉強でもそうですが他人を思いやる心、友人やお世話になった先生方はもちろんのことですが、地域の方々・家族に感謝の気持ちをもって頑張ってもらいたいと思います。 最後になりましたが、教職員の皆さま、加美地域、加美北地域の皆さまには、子ども達が安全・安心に学校生活が送れるように陰になり日向になり、見守っていただきまして、本当にありがとうございました。 卒業後も地域の中で子ども達を見かけることがあると思います。その際はいつものように接していただき、子ども達の成長する姿を見届けていただければと思います。 今一度、三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 令和六年三月十三日 大阪市立加美中学校PTA 会長 菊川 昭 卒業証書授与式☆式辞
式 辞
やわらかな光の中で、大地の鼓動が確かな春の訪れを伝える今日のこの佳き日に、第七十七回卒業証書授与式を挙行できますことを、心より厚く感謝申しあげます。 また、本日巣立ってゆきます百四十一名の卒業生の前途を祝し、錦上に花をそえていただきましたご来賓の皆様方には、高い所からではございますが心より厚くお礼申しあげます。 さて、ただいま、中学校三カ年の全課程を修了し、卒業証書を手にした卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。今、卒業証書を受け取り、三年間のさまざまな出来事が脳裏を駆け巡っていることと思います。楽しかったことはもちろん、苦しかったことや悔しかったこともふくめて、そのすべてが、かけがえない思い出の日々なのだと思います。 私は、皆さんのそんな三年間の中学校生活を、共に過ごす縁をいただきました。一年生、二年生、三年生と着実に成長する皆さんの姿をさまざまな場面で見ることは、私にとっての楽しみであり、大きな喜びでもありました。 皆さんは、仲間を大切にしながら、明るい笑顔で何事にも全力で取り組んでいました。その姿は、現在の加美中の土台をより強固なものにしてくれたと思います。 さて、ここで卒業生の皆さんの門出に当たり、2つのメッセージを送りたいと思います。一つ目は、「人に感謝できる人でいてほしい。」ということです。I phoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズ氏は「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」と言っています。感謝することは、自分自身を人から感謝される人間に成長させてくれます。そして、何よりも感謝のことばは人を優しくしてくれます。今日は皆さんの節目の日です。ぜひ『ありがとう』の言葉を素直に表現して、支えてくれた仲間、先生、そして誰よりも家族の方々に気持を言葉にして伝えてほしいと思います。 二つ目は「夢を持ってほしい」ということです。小さい時の夢は叶うこともありますが、往々にして憧れだけで終わることが多いものです。でもこれから持つ夢は実現することを前提にした夢にしてほしいと思います。前述のジョブズ氏は夢について「実現できるか否かは途中であきらめるかどうかにかかっています。必要なのは強い情熱なのです。」とも言っています。皆さんにも情熱を注げるような夢を持ち、充実した人生を送ってくれることを願います。 さて、皆さんが生きていく未来の時代は、世界のグローバル化や人工知能の急激な進化により、変化と挑戦に満ちた時代であると言われています。大変なこともたくさんあるでしょう。しかし、皆さんは未来への可能性を秘めた素晴らしい若者たちです。加美中で学んできた「考える力」を駆使し、たくましく、そして心豊かに、未知の冒険に立ち向かっていってほしいと思います。皆さんの活躍を楽しみにしています。 最後になりましたが、保護者の皆様に、一言お礼を申しあげます。大切なお子様を三年間お預かりして参りました。至らない点も多々あったかと思いますが、生徒たちはたくましく成長し、今日の日を迎えることができました。これもひとえに保護者の皆様のご理解とご協力があったおかげと深く感謝しております。三年間ありがとうございました。そして、大きな節目に当たり、ひとまずですが、お疲れ様でした。 また、保護者の皆様によるPTA活動も本校の教育には欠かせないものです。数々の取り組みを企画し、前向きに活動していただきました。重ねてお礼申しあげます。 それでは第七十七期卒業生の皆さん、胸を張り、持ち前の笑顔で新しいステージに向かって、飛び出してください。皆さんの前途に幸多かれと祈り、式辞といたします。 令和六年三月十三日 大阪市立加美中学校 校 長 谷塚 高雅 卒業証書授与式☆卒業証書授与卒業証書授与式☆連絡開式9時30分です。 地域・保護者の皆さま、よろしくお願いいたします。 |