4/8(月)始業式

 1学期始業式が行われました。
以下は学校長の式辞です。

 去る4月3日に入学式が行われ、79期生となる1年生が長吉中学校の仲間入りをしました。2・3年生のみなさん、先輩として責任をもって1年生を引っ張っていってください。よろしくお願いします。
 今日は、令和6年度の始業式、新しい学年、新しいクラスのスタートです。まずは心をリセットしてください。それぞれ、小学校の時はああだったとか、1・2年生の時はこうだったなど、過去の反省や振り返りはできていると思いますので、今日からの、これからの自分に目標や希望をもってさらに新しい自分を創り出して欲しいと思います。
 今、全国各地で桜の花が満開ですが、チューリップの花も咲き頃になってきました。みなさんの近所でも咲いているところがあるのではないでしょうか。このチューリップの花も、自然に咲いたわけではありません。まだ冬が来る前の、9月から10月にかけて栄養分に富んだ土をつくり、そこに球根を植えて、寒い冬の間に何か月もその土の中で過ごした球根が栄養分をしっかりもらって、春になってやっと花が咲くのだそうです。このようにチューリップの花は、植木鉢の土をしっかりしたものにしないと立派に育たないということです。中学校3年間をチューリップに例えたなら、1年生は栄養分に富んだ土をつくる、2年生では球根に土の栄養分を摂り入れる、3年生で見事なチューリップの花を咲かせる、ということになります。チューリップの成長で一番大切なこの土に当たるのが、君たちの良い生活態度や生活習慣になるのだと思います。しかし、せっかく栄養分に富んだ土を作っても、放っておくと元の痩せた土になってしまうのと同じで、2・3年生であっても、栄養分に富んだ土、つまり良い生活態度や生活習慣は続けて整えていかなければなりません。では、良い生活態度や生活習慣とは何でしょうか? 自分で決めた時間に自分で起きる、近所の人や友だちや先生に元気な声で挨拶をする・返事をする、忘れ物なく授業に参加し集中する、言葉遣いに気をつける、家に帰ったら靴をそろえて脱ぐ、その日に習ったことはその日に復習する、明日の準備をして決められた時間に寝る、などです。これらの毎日の繰り返しが、みなさんを成長させる栄養たっぷりの土づくりとなります。いくら勉強に力を入れても、花に例えると土の部分が、みなさんなら良い生活態度や習慣が整っていない限り学習成果は伸びません。これは部活動にもいえます。良い生活態度や生活習慣が整っている人は、スランプに陥ったときも元の基盤ができているので、いつでもやり直してスランプを脱出することができます。これから始まる日々の生活の中で、常に自分の生活態度・生活習慣を点検し、学習でも部活動でもその他の場面でも、素晴らしい成績・成果を出してください。もう一度言います。1年生は栄養分に富んだ良い土をつくり、2年生は良い土をつくりながら球根を育て、3年生はその良い土できれいな立派な花を咲かせる。それぞれがそのような1年間になることを願って、始業式の話とします。

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4/8(月)着任式

 新学期のスタートです。
始業式に先立ち、学校長より今年度新たに着任した教職員の紹介がありました。
 16名全員、美しい長吉中に勤められる喜びを噛みしめております。
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4/3(水)入学式2

在校生、新入生それぞれの代表挨拶と式後の初学活の様子です。
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4/3(水)入学式

第79回入学式が行われ、長吉中学校へ新たに92名の仲間が加わりました。
以下は学校長の式辞です。

春の新しい息吹と躍動感に満ちたこの佳き日に、令和6年度大阪市立長吉中学校入学式を挙行できますことをみなさまと共に慶びたいと思います。ご来賓のみなさまには、公私何かとお忙しいところ、本校の入学式にご臨席を賜り、新入生の前途をお祝いしていただき、誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚くお礼申しあげます。
さて、92名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。今日からみなさんは79期生として、歴史と伝統のある長吉中学校の一員となりました。みなさんの入学を、教職員・在校生一同心から歓迎します。
中学校は義務教育の最終段階であり、締めくくりの3年間です。みなさんも3年後には、人生で最初の大きな分岐点を迎えます。自分の進路を自ら選択し、決定し、それぞれの道に向かって力強く踏み出して行かなければなりません。エレベーターのように、みんな一緒に自動的に進んでいけるのはこの中学校までです。そのことを肝に銘じ、これからの中学校生活で心とからだをしっかりと鍛えて、みなさん一人ひとりが希望する道へ進んでくれることを願っています。
そんな、スタートを切ったばかりのみなさんに二つ、お話をします。
一つ目はこの言葉からです。「心変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる」。これは、高校野球の名門校、石川県・星陵高校の山下智茂元監督の言葉です。
もう一度ゆっくり言います。「心変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる」。
つまり、「自分が強い気持ちをもてば行動が変わり、次に日々の習慣が変わってくる。そのうちにその人の人間性が大きく変わり、もって生まれた運命が変わってくる。最終的にはその人の人生自体が変わるのだ」というものです。
自分の人生を変えようと思うなら、一番に大切なのは心・気持ちで、心次第でみなさんの生き方を、人生を、どのようにでも変えることができるということです。
これからの中学校生活で、自分の可能性を信じて、現在の自分の実力よりも高いハードルを意図的に設定し、それをいつか達成してやるぞと全力を傾けていってください。その時に大切なのは、「やってやる」という強い思いの火を絶やさないことです。それが成功や達成感につながり、さらに能力は伸びていきます。
今できないことがあったとしても、それは今できないだけであって、いつか必ず自分ならできる、できるようになると考え、強い心で努力し続けることが大切なのです。
無限の可能性をもって入学してきたみなさんです。きっと、一人ひとりが思い描いている夢を実現させてくれるものと期待しています。
もう一つお話しておきたいことは、みなさんは一人ではないということです。みなさんの周りには、助けてくれるたくさんの人がいます。
中学校の三年間には、いろいろな出来事があることでしょう。楽しいことや嬉しいことだけではありません。勉強のこと、友だちのこと、進路のことなど、いろいろなことで悩んだり苦しんだりすることがあるはずです。そんなときは、心を落ち着けてゆっくり周りを見回してください。ご家族をはじめ、先生、友だち、他にもみなさんの話を聴いてくれる人が必ずいます。また、いろいろな相談機関もあります。一人で悩んで苦しんで心を閉ざさないでください。どんなに暗い、長いトンネルでも出口のないトンネルはありません。困った時には、周囲に助けを求めてください。自分を大切にし、仲間を大切にし、仲間とともに自分を磨き成長させていく、そんな中学校生活になることを心から期待しています。
最後になりましたが保護者の皆さま、改めましてお子さまのご入学おめでとうございます。本日から、長吉中学校の生徒としてお子さまをお預かりいたします。中学校の3年間は、将来しっかりとした社会人となるための準備期間です。心身ともに大きく変化する思春期を迎える子どもたちにとって、厳しい3年間でもあります。教育というものは、子どもたちの心にいっぱい良い種をまいてあげることだと考えます。5年先になるか10年先になるかわかりませんが、立派な花が咲くことを祈る作業とも言えます。すばらしい花を咲かせるためにも「早寝、早起き、朝ごはん」「大きな声であいさつ」「整理整頓」など基本的な生活習慣をきっちりと身につけると共に、心の中に「わがまま」という茨(いばら)や、「自分勝手」という雑草が、生えないようにしてあげることが大切です。学校、家庭、地域が協力して子どもたちの心を耕し、良い種をこの三年間でいっぱいまいてあげましょう。困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。
また、ご来賓のみなさまがたにも、子供たちが健やかに育つよう地域でのご指導よろしくお願いします。
それでは最後に、新入生のみなさん、今日から始まる3年間で、たくさん学び、体を鍛え、心を磨いてくれることを願い、式辞とします。

令和6年4月3日 
大阪市立長吉中学校
校長 浅埜高司


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4/2(火)入学式準備

2・3年生の先輩たちが新入生のために心を込めて式場準備をしてくれました。おかげで学校内はピカピカになりました。
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