遊びが学び!Makerspace(メーカースペース)とは,ハイテクな機械から昔ながらの道具を用いながら,「つくる」「学ぶ」「探求する」「共有する」ということが体験でき,学校や図書館の中や分離型の施設にあるスペースのことです。 このスペースは子どもから大人,そして起業家に至るまで広く開かれており,3Dプリンターやレーザーカッター,コンピュータ機器,さらにははんだごてからミシン等の様々なメーカー(ものづくりをする人たち)のための装置が設置されています。 しかしながら,メーカースペースはこれら全部を設置する必要はなく,たとえこれらが一つも無かったとしてもメーカースペースであると考えられることもあります。もしダンボールやレゴ,画材があるならそれでも大丈夫! 何も無いところから何かを創り出したり,自分の興味関心について探求したりするというメーカーのマインドセットが,大切なメーカースペースの中心なのです。 そこで!低学年チームが「長原タイム」の学びのひとつとして、「自由にものづくりができる空間(メーカースペース)」をつくるプランを始めました! その場所は1年生の隣にある学習室です。その中に私が入ろうとすると、1年生の子どもが「ダメ!ここは靴は脱いで入るの!」と教えてくれました。そうなんです!見事に掃除され、物も整理されて、床はピカピカです!また、以前にサポーターのみなさまからも提供いただけたもの(写真参照)も活用しながら、この場所が、子どもたちにとっての「遊びが学び」になる空間となり、子どもたちのいきいきする場所になればと思います。 相手意識!子どもたちは腰にタグをつけて、タグラグビーを楽しんでいます! 楕円形のボールの行方は誰もわからない!そのボールを上手にパスしながら、チームで力を合わせてゲームを楽しむ子どもたち! パスする時の大切なことは、相手を思う気持ちです。どこに投げれば取りやすいかを考えながら投げる!「自分も人も大切にする力」を使ってほしいですね! 学びに向かう!物語文「走れ」の学びです! 「思わず、ぎゅんと足が出た!」 この時はどんな気持ちだったかな? 子どもたちは元気いっぱいに答えます! 友達の意見も大事にします! 自分から伝えようとします! みんなで考えようとする空気が流れています!いいですね!学びに向かう姿が素敵でした! 安心できる教室!子どもたちがとっても楽しそうに英語を学んでいます。 You can eat ( ). It's ( ). 食べ物を考えて、感情を考えます。 あれ! 座席の位置が変わりました! みんながお互いの顔が見えるようになっていました! いいですね!この配置! 「相手の顔を見て話す!」 「話し手を見て聴く!」 これは、コミュニケーションにとってとても大切なことです! 普段の授業から、安心して伝え合える、聞き合える学級づくりを積み上げている子どもたちです! なんだかとってもいい空気が流れているリーダーの教室です! 何を残して、何を削る!放課後は総合教育センターから講師の方を招き、大阪市独自のカリキュラムである「総合的読解力育成カリキュラム」についての学びです。 「総合的読解力」とは? ・情報を読み取る ・考えを形成する ・考えを交流する ・考えを表現する この4つの力のことです。 これって、これまでもやってきたこと。なのになぜ今更特化して行うのか?それは、大阪市の子どもが「書く力」に課題があるからだそう。そこで「要約」にフォーカスした教材を使って、3〜6年生が年間32時間実施され、(ただし、令和7年度から)今年度はそのためのステップとして、年間8時間の実施が義務付けされるそうです。 特にこれからの時代は、考えを表現する「アウトプット」を重視しつつ、インプットを疎かにせず、思考力・判断力・表現力等を育成することが必要になります。私的に解釈して言えば、 子どもが 「自他ともに認め」 「自分で考えて行動し」 「自分で決めることができ」 「自分らしく生きることができる」 力の育成をしていくことです。 これを本校では、 「3つの力(風船)」と呼んでいます。 「自分も人も大切にする力」 「自分で考えて行動する力」 「自分からチャレンジする力」 です。 教員一人ひとりが、この「総合的読解力」を 「自分のフィルターを通して考えて」 「自分ならどうするかをイメージして」「自分から主体的に動くこと」 ができるかどうかが試されます。 まさに、「自走するチーム長原」にとっての試金石となる学びの場になることでしょう。 「ビルド&ビルド」ではもう限界が来ています!「ビルド&スクラップ」に発想を変えないといけません。 「何を残して、何を削る!」 |
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