校長先生よりお話がありました。

『規制の中での生活』

規制の中での生活

　みんなは、松下電器（現、Panasonic）という
会社を作った人はだれか知ってますか。
松下幸之助という人です。

彼が社長から会長に退いたある日、
一人の高校生がやってきました。

その高校生は松下さんと話をする中で
「松下さんは良いな。いくらでもお金があるので
何でも好きなものも買えるし、
行きたいところにはどこでも行くことができる」と
うらやましがったそうです。

すると松下さんは
「では、私の全財産をあなたにあげましょう。
その代わり、あなたから一つ欲しいものがあります。」

　松下さんが全財産を出しても欲しいといったものは何でしょう。
それは「若さ」です。

「あなたには若さがある。どんなことでもしようとすれば
できる可能性があります。
　しかし、若さは未熟を意味します。
これからの人生で叱ってくれる人はあなたの財産となります。
　
　また、いろんなことを我慢したり、
耐えたりすることから逃げないようにしなさい」と言いました。

今、みんなはいろんな規制が
たくさんある中で学校生活を送っています。
規制とはみんなの行動を制限するものです。
服装や髪形もその規制の一つです。おやつもそうです。
家にいるときはいつ食べようが構いません。でも学校では許されません。

　では、なぜこのように学校には規制があるか分かりますか。
それは将来みんなが出ていく社会には
学校以上の厳しい規制があるからです。
規制のある中で生活するのは、
生きていくということは自分の思い道理に
ならないこともたくさんあるのだということを学んでほしいからです。
学校は規制の中で生活する場といえます。
誰でもしんどいことから逃げたいと思います。
誰でも叱られるより褒められたいと思います。
　でも、しんどいことから逃げてばかりいては、矯正施設に人生を
もう一度やり直す意味で入らなければならないかもしれません。
矯正施設の教官が言ったのを思い出しますが、
「ここに来る子どもたちはみんな辛いこと、
しんどいことから逃げてきた人たちです」と
いう言葉を思い出します。
　また、褒められてばかりではせっかくの
みんなの才能は枯れてしまいます。
　以前、職業安定所の人がこんなことを言ってました。
毎日毎日、朝寝坊をしていた人間が急に朝早く起きて
仕事に行くことになっても続きません。
やがて、我慢できずに辞めてしまいます。
普段から規則正しい生活をしていないと
就職すらうまくいかないものです。
　みんなが学校という規制の多い中で生活するのは、
規則を規則と思わない心を作るためです。
スポーツでも最初は筋肉痛を伴います。
でも何度も練習すると筋肉痛を感じなくなります。
いくら走っても苦しむことはなくなってきます。
規制の中で逃げずに生活すれば規制を規制と
感じない強い心ができてきます。
これが学校生活で学び取る大切な一つだといえます。

陸上競技部
7月30日、31日に行われた
『大阪市第１支部大会』において、
多くの選手が優秀な成績をおさめております。
代表して３名に表彰を行います。

続いて美術部
『大阪市中学校総合文化祭』展示発表
美術の部において、
２年生12名がイラストポエムを出品し、
表彰されています。
うち１名が近畿中学美術展にも
出品予定となっています。

２年生女子が、
ダンスの大会において優秀な成績を収めています。
『全日本ダンスコンクール西日本大会』で銀賞、
『ビッグ・エス ジュニアフェスタ』では
最優秀賞でトロフィーをいただいています。

朝の登校風景です。
本日は全校集会があります。

放出中学校との試合結果
３回コールド
10-0にて勝利しました！