４年生は、津波・高潮ステーションに社会見学に行っています。また、消防署の方々にお越しいただき、防災遠足も体験しています。その中で、地震や津波が発生する前の日頃の備えや発生した時の対応などについても学習してきました。学習したことを生かし、もしも今地震が起こったら、４年生の自分たちに何ができるのかということをしっかりと考え、発表していました。東日本大震災の復興を応援するテーマ・ソング「花は咲く」の合唱では、４年生のやさしい歌声が聴かれました。家族や友だちなど、自分の周りにいてくれる大切な人たちを思いながら歌っている気持ちが伝わってきました。

　４年生の発表は、「学ぼう！開平防災ニュース」です。「４年生では、社会科で自然災害から命とくらしを守る取り組みについて学習しました。学習や社会見学を通して学んだことや、調べたことをニュース番組形式で発表します。」
　地震が起こる仕組みだけでなく、今後３０年以内に発生する確率が７０〜８０％と言われている南海トラフ地震について、東日本大震災の時の津波の速度がオリンピックの短距離走と並ぶ速さであったことなど、具体的な例を挙げて常に意識することの大切さを発表していました。

　ステンドグラスや扉、ピアノ、学習の道具など、前身校の愛日小学校や集英小学校で使われていたものを現在の開平小学校でも大切に使っています。本校に通う１年生として、「昔の人から受け継いだことを忘れずに、学んでいきたいです。」と発表していました。音楽物語『うみのがくたい』でも、大きな声で、ゆっくりはっきりと、とても聞きやすく群読していました。１年生にとっては初めての学習発表会でしたが、たくさんの保護者の方々が見守る中、張り切って、元気いっぱいに物語の世界を表現していました。

　１年生の発表は、「かいへい　いまむかしたんけんたい　〜音楽物語『うみのがくたい』〜」です。「開平小学校に、今も伝わる昔から大切に受け継がれてきたものについて、調べたことを発表します。絵本『うみのがくたい』を、歌や楽器の演奏と群読を取り入れた音楽物語の形で表現します。」
　１年生は、本校に今も残る昔の人から受け継がれてきたものを調べるために、愛日文庫や記念室、開平ホールなど、校舎内のあらゆる場所を探検し、学習していました。また、愛日小学校の跡地も見学しました。

　どのグループも聞いている人に話しかけるように、沖縄について調べたことを発表していました。相手意識をもって伝えようとしていたことで、とてもわかりやすく、沖縄に実際に行ってみたい、沖縄についてもっと詳しく知りたいと思うほど、話の内容に引き込まれました。沖縄の伝統芸能『エイサー』の踊りは、一人一人が力いっぱい踊っていたので、動きがダイナミックで、また、太鼓（パーランクー）の迫力ある音が体育館中に響き渡っていました。笑顔で踊っていた５年生も多く、エイサーが好きで、踊りを楽しんでいること、自分たちのこれまでの練習の成果を見てほしいと思っていることが伝わりました。