2月スタート中学生ともなれば、体調の管理は基本的には自分でしなければなりません。もちろん、すべてが本人の責任であるとは思いません。本人がいくら努力しても、どうにもならない場合もあります。しかし、自己の管理、自らの努力により、未然に防ぐことができる場合も数多くあります。たとえば、体調を崩す大きな原因の一つとして、睡眠不足があげられます。このことを解決するのは、さほどむずかしいことではありません。「午後11時には必ず寝る」と決意し、テレビやゲームの誘惑に負けず、自分の強い意志で習慣化すること、それが自己管理です。自分の体は自分のものです。このところ日差しが少しずつ長くなり、寒さのなかにも春の訪れを感じさせてくれます。「うがい・手洗い」「早寝早起き朝ご飯」で規則正しい生活習慣により、この時期を乗りきりましょう。 2月は、授業をはじめ学校生活を充実させ、自分を伸ばす機会にしてください。最近は「学習」という言葉よりも「学び」という言葉が多く使われるようになりました。確かに「学習」は個の中に成立しますが、1人で「学ぶ」わけではありません。学びあうとか教えあう。あるいは先生の考えを聞いて、先生に自分の考えを伝えることもある。友達同士で伝え合うことで、学べることももちろんあります。しかし、一方で「勉強」という言い方もします。「勉強」というのは、「勉めを強いる」と書きます。そう考えると、この「強いる」というのは今風ではないかもしれません。しかし、義務教育では教師や学校が、一定の強い信念を持って生徒たちに「やらなければならないことをしっかりやる」と伝えるのもまた大切な使命です。「〜し合う」とか「みんなで〜」ということが優先され過ぎると、デザインばかりが優先されてすぐに傾く建物のようなものです。「学び」には新しいデザインにあたる要素が含まれますが、それだけではなく土台にあたる「勉強」の部分も忘れてはなりません。そのためには準備が大切です。「学習用具を忘れない」「予習復習をしてくる」「確実に静かに学ぶ」「話し合うときは進んで話し合う。そうでないときは人の話をじっくりと聞く。」など学習規律があってこそ学力も向上します。「基礎基本を確実に身に付けさせること」とよく言いますが基礎的な学びがきわめて大切であるということです。大人として成長するためにはこの基礎基本を身に付けることが準備にあたると思います。 今のクラスもあと2ケ月です。いやまだ2ケ月もあります。この1年間のクラスづくりの集大成です。まだまだやり残していることはありませんか。勉強に部活動に学校生活に益々の活躍、成長を期待しています。 |
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