厳しい寒さに、連日、氷が張り続けた1週間でした。子ども達は、学校に来るとすぐ池を見て大騒ぎ、弾む会話が、校長室に聞こえてきます。
子ども達のその様子を観察するだけでも、子ども本来の特徴や本質「子どもとは…」などが見え隠れし、子ども達を見ていることが楽しくなります。
はじめのころ、静かに恐る恐る氷に触れていた子ども達ですが、氷に慣れて、最近ではできるだけ大きな氷を探して取りあげ、足下に落としたり、手前に投げたりして、氷が割れてはじける様子やその音を遊びで楽しむ姿も見られるようになりました。その変容に、なんでも遊びに変えられるのは子どもの持つ天性、子どもならではの能力だと改めて感じます。
けれども…その素晴らしい天性・能力もブレイクしすぎると!強く氷を地面にぶちつけて粉々に…勢いがどんどん強くなり、粉々にはじけ飛び散る状態が楽しくなるようです。
確かに、これも遊びなのですが…ガラスの破片のように池の周りに散らばる氷を見ると、だんだん悲しくなってきます。 なので、子ども達の気持ちはわかるのですが…ハッピーランチタイムの放送で話しました。
「氷で遊ぶのは楽しいけど、やっと寒さが厳しくなって、氷さんが張り切って一生懸命、池でがんばっているから、氷さんを大切にしてあげて。氷にも命があるよ〜。運動場に粉々になった氷さんはかわいそう、乱暴にぶちつけるのは悲しいなぁ…」
今日も寒い中、子ども達は冷たい水を恐れず、今だけ限定の友達(氷)と親しんでいます。子どもたちは、氷と一緒にきらきら輝いています。
時折、氷が「がっちゃーん!」と割れる音と「割ったらあかんねんでぇ〜」などの会話を響かせながら。
※ 急な冷え込みに対する服装(ズボンなど)の緊急対策措置については、予定通り来週から解除とします。つきましては、「冬の服装・防寒着についてのお知らせ」に基づく服装の対応でお願いします。
「冬の服装・防寒着についてのお知らせ」は以下よりご参照ください。
冬の服装・防寒着についてのお知らせ