2/3(月) 全校集会

2月初めの全校集会がありました。

校長先生のお話は次のとおりです。


おはようございます。

今日2月3日は、昔の暦二十四節気の1番目にあたる「立春」です。
二十四節気の1番目ということは、季節的に昔はここから新しい1年が始まり、春が始まるとされていました。二十四節気では、春・夏・秋・冬とそれぞれの季節の始まりである「立春」「立夏」「立秋」「立冬」がありますが、昔はその前日すべてが季節を分ける日ということで「節分」と呼ばれていました。しかし、いつしかその中で、1年の始まりということで最も大切にされてきた「立春」の前日のみを「節分」と呼ぶようになっていきました。
そして昨日の2月2日が、その「節分」でした。
節分の日に豆まきをするのは、豆が「魔物を滅ぼす」という意味をもっていたため、邪気(悪意や病気など)を払うためでした。「立春」の前日である「節分」は大晦日と同じような意味合いを持っていたので、豆まきをして邪気を払って新しい年を迎えていたのです。みなさんの家では豆まきをしましたか。
それとも、恵方巻きの寿司の丸かぶりだったでしょうか? 今年の恵方(その年最も良いとされる方角)は「西南西」でしたね。
諸説ありますが、恵方巻きの由来は古代中国の風習からきていて、日本で現在の巻き寿司の丸かぶりになったのは、江戸時代から明治にかけての頃だそうです。もともと伝統的な巻き寿司は特別な太巻きで、七福神にちなんだ7種類の具材を使用し、それぞれの具材には健康・繁栄・長寿などの良い意味が込められています。戦後、巻き寿司を鬼の金棒に見立てて、丸かぶりして魔物をやっつけるという意味や、福を巻き込んだ巻き寿司を切らずに食べることで、〈福が切れない=福を得る〉ことができるという意味が込められているそうです。

話をもとに戻しましょう。
今日は「立春」です。ここから春が始まる、新しい1年の始まりです。つまり、今日は1年の運気を方向づける大切な日で、1年間の運気を決めるパワーを持っています。 ですから、煩悩の多い私たちですが、せめて立春の今日はネガティブな感情に心をとらわれないように心がけて過ごしましょう。 悪口、陰口、ケンカなども避けたいところです。そして、受験を控えた3年生のみなさんには、「立春大吉」と書いた紙を勉強部屋など大切な部屋の入口に、目より高い位置に貼り付けてもらえたらと思います。「立春大吉」という文字は、すべての漢字が左右対称で縁起が良いとされています。窓に貼れば外から見ても内から見ても同じ「立春大吉」と読めることから、「万が一鬼が家に入ってきても、このお札を見たときに外からと全く同じように読めるので、鬼がまだ外にいると勘違いして出て行く」という言い伝えがあります。一年の始まりに「招運来福(運を招いて福が来たる)」を願う意味もあるとされています。もちろん、みなさんには勉強を十分にして自信を持って臨める実力もしっかりついていると思いますが、運も味方につけるということでどうでしょうか。

3年生、一週間後に控えた私立高校受験、自分なりの万全の準備で迎えられるように。
2年生もその日には卒業生に来てもらって、一年後の進路獲得に向けて今から頑張れるようお話をしてもらいます。進路を考える一助にしてください。
1年生、2月は逃げる3月は去ると言われているように、あっという間に日は過ぎ去ります。今のままでいいのかもう一度、足元を見つめ直してください。

立春とはいえ、今週は今年一番の寒波がやってくるそうです。みなさん体調管理に気をつけて過ごしてください。

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