どのグループも聞いている人に話しかけるように、沖縄について調べたことを発表していました。相手意識をもって伝えようとしていたことで、とてもわかりやすく、沖縄に実際に行ってみたい、沖縄についてもっと詳しく知りたいと思うほど、話の内容に引き込まれました。沖縄の伝統芸能『エイサー』の踊りは、一人一人が力いっぱい踊っていたので、動きがダイナミックで、また、太鼓（パーランクー）の迫力ある音が体育館中に響き渡っていました。笑顔で踊っていた５年生も多く、エイサーが好きで、踊りを楽しんでいること、自分たちのこれまでの練習の成果を見てほしいと思っていることが伝わりました。

　５年生の発表は、「知ってほしい　沖縄のこと　伝えたい　沖縄の心」です。「豊かな自然が広がり、たくさんの伝統がある沖縄。忘れてはいけない苦しみや悲しみが今も残る沖縄。そんな歴史ある沖縄について調べたことを協力して発表し、表現します。」
　５年生は、総合的な学習の時間に沖縄について学習してきました。図画工作の学習で、オリジナルシーサー作りにも取り組みました。沖縄の自然１・２、くらし、観光１・２、歴史１・２、文化１・２と９つのテーマでグループごとに発表しました。

　「車いす体験で学んだり、自分たちでいろいろなことを調べ、まとめたりしたことで、年齢や国、障がいがある、ないに関わらず、思いやりをもつことが大切だとわかりました。これからも助け合いながらがんばっていきたいです。」という３年生の言葉がとても印象的でした。最後に、手話をしながら「ビリーブ」を合唱しました。心のこもった歌声を聴くことができました。

　３年生の発表は、「福祉ってなんだろう？」です。「私たちは福祉の学習をしました。手話、車いす、ユニバーサルデザイン、ユニバーサル放送のテーマに沿って、グループごとに話し合い、まとめたことを発表します。」

　本日、令和６年度学習発表会を開催しました。雨予報で天気が心配されましたが、なんとか曇り空の中、たくさんの保護者の皆様にご来校いただきました。学校長からのあいさつにもありましたが、「自分の目標を達成し、お家の人や地域の方々に見てもらいましょう。これまで学習を重ねてきたことを自分らしく、精一杯、表現しましょう。」という言葉通りに、児童が学習発表会に向けてこれまでがんばってきたこと、友だちと協力し、互いに認め合い、作り上げてきたものをご覧いただけたことと思います。各学年の発表の様子を順番に紹介します。