じわじわと暑さが増して今週はいよいよ梅雨に入りそうです。これからのシーズン、蒸し暑さに負けず、1学期のこり１か月あまりを乗り切りたいです。

　校長講話では「校訓」について話をしました。---その要点---
●みんなに学校生活を「楽しい」と感じてほしいです。
●「楽しい」にはいろいろな感情があるかと思いますが、特にみんなに感じてほしいのは「成長するよろこび」です。
●社会で通用する人・社会で活躍する人になるために、できることが増えていく。そんな「成長のよろこび」を「楽しい」と感じてほしいです。

●校訓というものがあります。学校の成長の道しるべです。
●学校として、社会で通用する人・社会で活躍する人になるために、どのようなことができるようになってほしいかを示した道しるべです。
●淀中学校の校訓は---
１つめ「友愛」　互いを思いやり大切にできること。
２つめ「希望」　将来の明るい見通し。そのための力。
３つめ「奉仕」　自分のためだけではなく人のために行動できること。
---シンプルで良い校訓だと思います。

　淀中学校に「成長するよろこび」があふれ、そのことをみんなで「楽しい」と感じられますように。それを感じられない時期があっても、やけになったりむやみに反抗的になったりしないで頑張れますように。

　そんなことをあらためて考えました。
　

淀中学校では、外国につながりのある子どもたちがたくさん在籍して共に学んでいます。そのような子どもたちが母語や母語文化を学び大切にする機会が国際クラブの活動です。今日は中国につながりのある子どもたちが集まり、講師先生を招いて、中国語教室をおこないました。

自己紹介。中国の地名クイズ。漢字をつかったゲーム。飛行棋というすごろくのようなボードゲーム。短い時間でしたが充実した活動でした。ボードゲーム、楽しかったな。独特のルールがあって大いに盛り上がりました。生き生きとした子どもたちの表情が印象的でした。

　昨晩、PTA役員・実行委員会を行いました。さまざまな活動予定の確認をおこない、学校からは現状報告をさせてもらいました。

　いつも思うことですが、淀中学校では協力的な保護者の皆さまに支えられてPTA活動が順調に行われており、心強い限りです。感謝しかありません。
　全国的にPTA組織と活動の存続が課題になっていて「これまでどおり」が通用しない状況になっています。学校を支え子どもたちの利益につながるPTA活動の在り方について真剣に考え、役員・実行委員を引き受けてくださる方が意義を実感できる活動でありたい。そうでなければ存続は危うい。それが根底にある思いです。

　先日、会長・各学年の学級委員長の連名で、「登校見守り活動（見守りデー）についてのお願い」というプリントを配布させていただきました。
　名前の通り、役員・実行委員の皆さまに限らず、広く保護者の方に参加していただき、子どもたちの登校を見守ろうという取組です。年間１０回の活動が設定されており、このホームページの行事予定にも入力させていただきました。「大人に見守られている」という実感は子どもたちの心に大きな安心感をもたらし自分勝手な行動の抑止にもにもつながります。ぜひ、身近な活動からお力添えください。

生徒会役員と風紀委員の子どもたち、何人かの先生たちが門に立ち、おはようとあいさつを交わしながら子どもたちが登校してきます。大きな声で笑顔であいさつをしてくれる子もいれば、まだ目覚めていないような表情で通りすぎていく子もいます。きっと、毎日の学校が楽しみで仕方ない子もいるだろうし、どこか馴染めないと感じながら頑張って登校している子もいるのでしょう。

学校というところは集団生活ですので個別対応には限界がありますが、それでも1人1人の子どもと向き合って教育活動を進めていきたいと考えています。その中で自分の思いやその時の気持ち任せで周りの人への迷惑を顧みない言動。少なくともこれはコントロールできるように粘り強く子どもたちを導いていきたいです。社会で通用しない大人にはならないように。

1学期後半に入り、大きな行事は予定されていないので、子どもたちにはこれまでよりいっそう毎日の教科の授業を落ち着いて集中して受けてほしいです。とりわけ3年生はしだいに進路選択と受験のプレッシャーが強くなっていきますが、何よりも毎日の授業を大切にすることが学力アップのいちばんの要点であることを忘れないでほしいです。

教員の授業力向上のために定期的に大阪市教育委員会のスクールアドバイザーに授業観察と指導助言をしていただいています。

今日は１限の理科、２限の社会、ともに3年生の授業を観ていただきました。写真は社会の授業のようすです。世界恐慌から「持っている大国」のニューディール政策、ブロック経済という対応。「持っていない国々」が軍事力に活路を見出し、やがては世界大戦へとつながっていく。そういう大きな流れの授業です。なかなか難しいだろうな‥。どのように授業を進めれば子どもたちに伝わるだろう。わかる喜びや楽しさがあふれる授業が毎日たくさんありますように。学校の原点です。