高学年の児童は、「ジュニアSDGsキャンプ」の特別パビリオンを訪れました。
このパビリオンは、大阪・関西万博の会場内で、子どもたちが環境問題やSDGsについて主体的に考え、行動へとつなげることを目的としたESD（持続可能な開発のための教育）の実践の場となっています。

午後からは、中学年の児童が「PASONA NATUREVERSE」を訪れました。
このパビリオンでは、「いのち、ありがとう。」をコンセプトに、「からだ・こころ・きずな」に関わるさまざまな展示が展開されており、子どもたちは真剣な表情で見学していました。

鉄腕アトムやブラック・ジャックといったおなじみのキャラクターがナビゲーターとして登場し、子どもたちは親しみをもって未来の医療やテクノロジーについて学んでいました。
特に、iPS細胞を使って心臓を再現する技術など、「本当にそんなことができるの？」「すごい時代になってるんだね！」と驚きの声があがる場面もありました。

いのちの大切さ、人とのつながり、そして未来の可能性に触れたこの体験は、子どもたちの心に強く残る学びの時間となりました。

たくさん歩いて見学を楽しんだあとは、低学年と高学年の児童もお弁当タイムに入りました。
「いただきます！」の元気な声とともに、おうちの方が用意してくださったお弁当を、笑顔で味わう姿があちこちで見られました。

おにぎりやサンドイッチ、からあげなど、それぞれのお弁当を見せ合いながら、「ミャクミャクを作ってくれたよ！」「デザートにフルーツがあるんだ！」と楽しそうな会話が弾んでいました。

おいしいお弁当を食べながら、友だちとの時間をゆったりと過ごすことで、子どもたちは心も体もリフレッシュ。
午後の活動にも、元気いっぱいで臨むことができそうです。

低学年の児童は、大屋根リングを下から見上げながら、その大きさと美しさに目を丸くしていました。
「うわぁ、あんなに大きいんだ！」「どうやって作ったのかな？」と、目を輝かせながら友だちと話す姿が見られました。

木造ならではの温もりあるデザインや、繊細な構造に触れながら、建築の面白さやスケールの大きさを肌で感じる貴重な時間となりました。
身近なところから「すごい！」と感じる体験を積み重ねることで、未来への興味や探究心が育っていくことを願っています。

シンガポール館の中では、ただ展示を見るだけでなく、自分の「夢」をスクリーン上に描き、他の来場者と共有できる体験もありました。
「将来は医者になりたい」「宇宙に行ってみたい」と、自分の夢を言葉にしながら描く子どもたちの表情は、とても真剣で輝いていました。

展示を通して、夢を持つことの素晴らしさ、そしてそれを形にしていく努力の大切さを、子どもたちなりに感じ取ることができたようです。
このような学びが、今後の学校生活や自分の将来を考えるきっかけになってくれることを願っています。