１年生で国語科の研究授業を行いました。『おとうとねずみ　チロ』が山のずっと向こうに住んでいるおばあちゃんに向けてお願いごとを呼びかける場面です。「うれしがって　とびはねると」や「じっと　耳を　すまして」といったチロの様子から、そのときの気持ちを想像し、どのように音読すればいいか考えました。
　声の大きさや表情、読むはやさなど、気持ちが伝わる音読の工夫をしていました。音読発表会が楽しみです。

　職員室前の「がんばりコーナー」では、今月は１年生のがんばりを掲示しています。
　国語科で『いろいろな　ふね』を学習した後、次は、自分の知りたい乗り物について本で調べ、『のりものカード』をつくりました。
　調べた乗り物が、何をする乗り物でどんなつくりになっているのか、友だちと伝え合いました。絵も、よく見て描けています。学校に来られた際は、ぜひがんばりコーナーをご覧ください。

　人権集会でのぬいぐるみ劇『ある日の水族館物語』は、こんなストーリーでした。

〜〜　アザラシがセイウチに「ラッコはうざいやつやから遊ばんとこ」と言いました。セイウチは「わかった遊ばんとく」と答え、ペンギンにも伝えに行きます。ペンギンがアザラシに、ラッコの何がうざいのか聞きに行くと、「前に無視された」とのこと。セイウチは、無視するなんてひどいからやっぱり遊ばんとこ、と考えますが、ペンギンはラッコに、なんでアザラシを無視したのか聞きに行きました。するとラッコはびっくり！無視されたというのはアザラシの勘違いで、実はラッコは、呼ばれたことに気づかなかっただけだったのです。その後水族館の仲間たちは、なかよく遊ぶことができました。　〜〜

　思い込みで物事を決めつけたり鵜呑みにしたりすることはとても危険なことです。差別や偏見につながります。立ち止まって考え、きちんと言葉で確かめることを大切にしてほしいと思います。
（この物語は、人権教材『知ってる？』を参考にさせていただいています。）

　人権週間に先立ち、今日の朝会では「人権集会」を行いました。
　ぬいぐるみ劇や絵本の読み聞かせを通して、人権についてみんなで考えるきっかけとなったかと思います。
　職員室前の掲示板には、６年生が書いた「人権標語」を掲示しており、図書室には人権関連本のコーナーも設けていただいています。
　また今月の生活目標は「相手のことを考えた言葉を使おう」です。学校全体で、人権について考え実践する取組をすすめています。

　早いもので令和７年も最後の月を迎えました。玄関掲示も、雪景色に模様替えしています。今週の後半は寒波がやってくるという予報も出ています。体調管理をしっかりとして、２学期を締めくくりましょう。

　さて大阪市のすべての小学校の３〜６年生が、１２月２日・３日に「大阪市小学校学力経年調査」にチャレンジします。これまで学んできたことがどれだけ身についているか、苦手なところはどこか、客観的・経年的に把握してこれからの学びに活かしていきます。
　最後まで粘り強く、あきらめずに取り組んでほしいと思います。