校長先生からのお話
生徒会よりエコキャップキャンペーンのお知らせがありました。
校長先生のお話
「結果をどう生かすか ― 野村克也監督の言葉から」
みなさん、おはようございます。
先日の芸術鑑賞、おつかれさまでした。
劇を観て、感じたことや心に残った場面はあったでしょうか。
本物の芸術にふれることは、みなさんの心を豊かにし、
日々の学びにも良い刺激を与えてくれます。
そして昨日から、3年生では面接練習が始まりました。
緊張している人もいると思いますが、
ここからの取り組みが進路の実現につながっていきます。
今日はプロ野球ヤクルト・楽天で監督を務めた
野村克也監督の言葉を紹介したいと思います。
◆一つ目の言葉
「努力に即効性はない。 でも努力したことは、必ず自分に返ってくる。」
今回のテストで、思った以上にできた人も、そうでなかった人もいるでしょう。
でも、野村監督は、
『努力はすぐには結果に出ないこともある。でも積み重ねたものは、
必ず自分の力になる』と語っています。
宿題をコツコツやったこと、授業を真剣に聞いたこと、
苦手な分野をあきらめず取り組んだこと。
それらはすべて、みなさんの中に蓄えられています。
今回の結果は、その途中の“ひとつの通過点”です。
これからの伸びしろは、まだまだたくさんあります。
◆二つ目の言葉
「負けに不思議の負けなし。」野村監督がよく使っていたこの言葉は、
「うまくいかなかったときには必ず理由がある」という意味です。
今回のテストで「思ったより点数が伸びなかった」
「時間が足りなかった」そんなことを感じた人もいるかもしれません。
大事なのは、そこで立ち止まらず、理由を見つけること です。
・覚える量が足りなかったのか
・計画が甘かったのか
・ケアレスミスが多かったのか
・授業での理解が曖昧だったのか
理由がわかれば、次の行動が変わり、必ず成長につながります。
“できなかった”ではなく、“次はどうするか”を考える。
これが野村監督の伝えたかった姿勢です。
◆三つ目の言葉
「人間は『変わる勇気』を持ったときに成長する。」
結果を受けて、自分を少し変える勇気を持つ。
これこそが、期末テスト後のいま、みなさんに一番大切な姿勢です。
・机に向かう時間を少し増やしてみる
・授業中の聞き方を変えてみる
・友だちと教え合う習慣をつけてみる
・提出物を丁寧に仕上げる
・スマホやゲームとの付き合い方を見直す
その一歩は、小さくてもかまいません。
「次の自分」をつくるスタートになります。
◆最後に
野村監督はこう言っています。
「過去は変えられない。 でも未来はいくらでも変えられる。」
テストの結果は、もう変えることはできません。
でも、今日からの行動は、いくらでも変えることができます。
そしてその行動の積み重ねが、みなさんの未来をつくります。
期末テストが終わった今だからこそ、
気持ちを切り替え、次の一歩を踏み出していきましょう。