生活指導研修会【生活指導部】
11月14日(金)苅田小学校で研修会を実施しました。
今回は、市内の先生方を対象に、気になる子どもへの対応について研修しました。 えんぱわめんと堺 代表理事の北野真由美先生を講師としてお招きし「多様な子どもの理解と対応〜子どもの権利より〜」をテーマにご講演いただきました。 子どもの権利についてあらためて学ぶとともに、子どもたちの一見気になる行動と思われるその裏側には、様々な背景や要因があり、それをどう理解し、どう対応したらよいか、具体例を交えながら、お話しいただきました。今、学校現場で関わっている子どもたちの顔を思い浮かべながら、聞かせていただきました。次の日から実践できるものばかりで、多くのことを学ぶことができた研修でした。
生活・総合部 総合研究発表会 分科会1(生活・総合部 公開授業)
3年「つながりプロジェクト〜外国の人たちとつながるために大切なことはなんだろう?〜」という単元では、国別のグループで外国の人とつながるために大切なことについて考える活動をしていました。また、実際に交流した外国の人たちが大切だと思うことが書かれた資料を見て、考えを深めていく姿が見られました。 公開授業後の研究討議会では、授業のようすや各校の総合的な学習の時間について活発なグループ討議が行われました。また、奈良教育大学特任准教授の小島亜華里先生にご講評をいただき、授業についてだけでなく次期学習指導要領の方向性についても教えていただき、「質の高い探究」に向けて多くのご示唆をいただきました。 総合研究発表会1 国語部 (書写委員会)
授業の流れは「ためし書き」「練習」「まとめ書き」を基本とし、自己評価や振り返りを重視。班活動や「ほめほめタイム」により、児童の意欲や達成感を高める取り組みも報告された。討議では、まとめ書きの枚数や書写用語の定着、準備・片付けの効率化など現場の課題が共有され、改善策が議論された。 横浜国立大学教授 青山浩之先生は、書写は単なる技能習得ではなく、課題解決型学習として位置付ける重要性を指摘。毛筆指導を通じて筆圧や筆遣いを学び、硬筆や日常の文字文化に生かすことが求められると強調した。今後の改定に向け、書写の学習を国語科の言語活動として捉え、主体的・協働的な学びを広げる方針が示された。 総合研究発表会1 国語部 (6年生委員会)
討議では、時間配分の難しさや語彙力の差への対応、焦点化の工夫が課題として挙げられた。教師は「表現が心情を支えている」ことを実感させる指導の重要性を指摘し、夢と現実の場面構造を明確にすることで、命のつながりや平和への思いに気づかせる必要性が強調された。児童が「命があるから生きている」という学びに至った点は授業の成果と評価された。 今後は、表現の効果と心情の変化をより深く結びつける指導や、教材理解を支える読書習慣づくりが課題となる。教師の丁寧な支援と子ども同士の学び合いを軸に、より主体的な国語学習の実現が期待される。 総合研究発表会1 国語部 (5年生委員会)
音読指導については、詩を用いて間やスピード、声を出す楽しさを教えることが重要とされ、年間を通じて鍛える必要性が強調された。また、視覚支援として壁面掲示や板書の工夫が有効であるとの意見が出た。児童の個人差を埋めるためには、文型の掲示や同じベクトルに向ける指導が効果的とされた。 「主題」については、学習指導要領から削除されたものの、物語の核心を捉えるために引き続き活用されている現状が報告された。評価は机間指導や児童のノート記述をもとに行い、意見交流を通じて学びを深める工夫が紹介された。討議全体を通じ、児童の主体性を尊重しながら、時間配分や教材の扱い方を改善する必要性が確認された。 |