「いじめについて考える日・いのちについて考える日」校長講話
それでは、みなさんに質問です。
「いじめ」って、どんなことだと思いますか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ たとえば、人がいやがることをわざとしたり、傷つけたりすること。そういったことを、いじめと言います。特に気をつけてほしいのは、「からかっただけだよ」「冗談のつもりだった」と言っても、相手は本当に傷ついているかもしれないということです。最近では、テレビなどで「いじる」という言葉を耳にすることがあります。学校でも、「いじめじゃないよ、いじっただけだよ」という声を聞くことがあるかもしれません。たしかに、いじられた子がその場では何も言わなかったり、笑っているように見えたりすることもあります。でも、その姿の中には、本当はいやだったという気持ちがかくれていることもあります。もしかしたら、笑ってごまかしていても、心の中では泣いているかもしれません。だから大事なのは、「これを言ったらどう思うかな?」「今の、ちょっと意地悪だったかも」と、自分の言葉や行動をふり返ることです。そしてもし、「あ、やりすぎたな」と思ったら、ちゃんと「ごめんね」と言える人になってください。 いじめられているところ、いやな思いをしている友達を見かけたとき、自分は関係ないと思って見て見ぬふりをしてしまったことはありませんか?「やめようよ」と声をかけたり、「先生、ちょっと聞いてほしいことがあります」と相談したりすることで、救えることもあるんです。 いじめは、どんな理由があってもしてはいけないことです。そして、いじめられてつらい思いをしていい人なんて、誰一人いません。「つらいな」「これはおかしいな」と思ったときは、かならず先生や大人に相談してください。みなさんのパソコンには「心の天気」という画面がありますね。朝と帰りの2回、自分の気持ちを入力することで、先生たちはみなさんの変化に気づくことができます。だから、毎日忘れずに入力してください。また、もし悩みごとやつらいことがあって直接話すのがむずかしいときは、パソコンにある「相談機能」を使って、担任の先生だけでなく他の先生にも自分の気持ちを伝えることができます。 あるとき、こんなことを話してくれた子がいました。「いじめのないクラスって、『ありがとう』とか『ごめんね』とか、あったかい言葉がいっぱいあるクラスやと思う」 さて、みなさんのクラスはどうですか?あいさつがあふれているクラスは、きっと、困っている人がいたら周りの人がすぐに声をかける。そんなクラスになっていくと思います。温かい言葉が自然と交わされる教室であれば、きっとみんな「ここにいたい」「ここが好き」と思えるはずです。関目東小学校を、そんなあたたかい場所にしていきましょう。 「自分大好き! 友だち大好き! 関目東大好き!」 ――まずは、自分を大切にしてください。あなたたち一人ひとりは、かけがえのない存在です。校長先生にとっても、周りのみんなにとっても、たった一つの大切な命です。だから、自分のことを大好きになってほしい。 そして、友だちを大切にしてください。友だちのよさを、たくさん見つけてください。そして、みなさんが生活しているこの関目東小学校に、「明日も早く行きたい」「友だちや先生に会いたい」と思えるような、そんな毎日を過ごしてほしいと願っています。 これで、「いじめ・命について考える日」の校長先生のお話を終わります。 6年遠足![]() ![]() ![]() ![]() 子どもたちは、歴史ある建物や庭園を見学しながら、文化にふれ、学びを深めることができました。また、平等院周辺ではオリエンテーリングも行い、グループで協力しながら楽しんで取り組む姿が見られました。 6年遠足![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 6年遠足![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 6年遠足![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |