校長先生からのお話
『経験を力に、テストを次の一歩に』
みなさん、おはようございます。
6月も後半に入りました。
梅雨入りしたかと思えば、猛暑日が続き
一転、今週はまた雨が続く天気。
気温の変化に体調崩していませんか?
先週末はサッカー部の試合を観戦してきました。
とても暑い中、試合時間いっぱい諦めずに
ボールを追いかけ頑張っている姿に感動しました。
その気持ちを継続して次の試合に生かして欲しいと思っています。
さて、明日より期末テストが始まります。
それぞれが1学期に学んだことをふり返り、自分の力を試す機会です。
そんな今だからこそ、
みなさんが最近経験した「行事」にふれておきたいと思います。
まず、3年生のみなさん。
修学旅行、おつかれさまでした。
福井県・石川県での学びや体験を通して、仲間と支え合い、時間を守り、
礼儀やマナーを意識する姿に、大きな成長を感じました。
中学校生活の集大成とも言えるこの行事を、
みなさんは見事にやりとげました。
その経験は、これからの進路や学びにもきっとつながるはずです。
2年生のみなさん。
球技大会では、クラスが一つになって、全力で競い合い、
励まし合う姿が印象的だったと聞いています。
勝っても負けても、最後まであきらめず、本気で取り組む姿勢――
その気持ちこそが、「力を出しきる」ことの意味を教えてくれています。
それはテストに向かう今の姿勢にもつながります。
そして1年生のみなさん。
一泊移住という、初めての宿泊行事。
不安や緊張がある中でも、自分のことを自分でやろうとする姿、
友だちと協力しようとする気持ちがあったと聞いています。
その経験は、間違いなく、みなさんをひとまわり成長させます。
こうして振り返ると、みなさんはこの6月、
学年ごとにそれぞれの「挑戦」と「成長」の経験をしてきました。
それはすべて、
これからの学びや生活につながっていく大事な「力」です。
テストは、ただの点数競争ではありません。
**「自分の今の位置を知り、次の一歩にするための機会」**です。
行事を通して育った力――
計画する力、仲間と支え合う力、最後までやりきる力――
それを、今こそテスト勉強に生かしてみてください。
経験は、積み重ねることで「力」になります。
そして、その力をどう生かすかが、「未来」をつくります。
今、みなさんには、その力があります。
行事で得た気づきや成長を胸に、一歩ずつ、前へ進んでいきましょう。
期末テストは、その一歩を踏み出すチャンスです。
自分なりに精一杯取り組み、今の自分を越えていってください。