〜ようこそ墨江丘中学校ホームページへ〜  「いのち」をテーマに自分の「いのち」周りの人の「いのち」を大切に、輝かせ続ける学校目指して教育活動をしています。

非日常に咲く主体性の花

探究の旅も最終章へ。47期生が隠岐の島町で過ごす修学旅行も、いよいよ最終日を迎えました。非日常の環境に身を置くことで、日常では見えづらい子どもたちの資質が静かに、しかし確かに花開いています。

ある班では、起床予定時刻を待つことなく静かに目を覚まし、自主的に行動を開始。6時には部屋の片付けと身支度をすべて整え、整然とした朝を迎えていました。「時間をどう使うか」という視点が、すでに日常生活の中で育まれていた証です。行動を早めることで得られる余白の時間をどう活かすかまで思考が及び、朝食前に軽食を準備するなど、知恵と工夫も自然と現れていました。

これは単なる生活リズムの話ではありません。時間感覚と主体的行動が結びついたこの光景こそ、生徒一人ひとりが培ってきた「生きる力」の表れです。修学旅行という特別な場面が、彼らの日々の成長の深度を静かに浮かび上がらせてくれました。
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光、昇る

隠岐の空が、静かに、しかし力強く朝焼けに染まっていきます。
この島で過ごす最後の一日が、希望と学びに満ちたものとなるよう、
生徒一人ひとりがまた新たな一歩を踏み出します。
その背を、今日も朝日が優しく押してくれています。
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静寂と感謝の夜に寄せて

保護者の皆様へ

本日、隠岐の島での2日目が静かに幕を下ろそうとしています。大自然の懐に抱かれながら、生徒たちは日々の喧騒から離れ、自らの内面と、互いの存在と、そして“本物の学び”と深く向き合いました。

午前中、電波状況の不安定さにより、ホームページの更新が滞り、保護者の皆様にはご不安とご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。お子様たちは全員、体調に問題なく、各々の活動に真摯に取り組んでおりましたことを、どうかご安心くださいませ。

本日の探究型選択別体験活動では、自然・医療・産業・伝統・地域資源といった幅広い分野に実地で触れ、“教科書では学べない学び”を五感を通して吸収しました。離島という特異な地で得た経験は、彼らの価値観や視野を大きく広げ、まさに“生きた知識”として心に刻まれたはずです。

また、夜に行われた全体レクリエーションは、生徒たちが2ヶ月にわたり準備してきた集大成でもありました。他者のために動く喜び、共に笑い、共に感動する時間が、確かな“絆”を育みました。

ここまで来られたのも、毎朝のお弁当、日々の支え、そして何よりも我が子を信じて送り出してくださった皆様のお力添えあってこそです。心より感謝申し上げます。

明日は、いよいよ帰路につきます。18時頃、帰校予定です。離島の特性上、交通や天候の影響を受けやすい状況ではありますが、万全の態勢で最後の一日を見守りたいと存じます。

残された時間も、学びを深め、感謝を胸に刻みながら、最後の一歩まで丁寧に過ごしてまいります。引き続き、ホームページを通じて、彼らの姿を見守っていただければ幸いです。

絆という名の宝石が、静かに輝き出す瞬間

隠岐の島での学びが深まる中、最も顕著に表れたのは、人と人との絆の質的変化でした。今回の修学旅行におけるクラス分宿の意図は、まさにそこにあります。大きな輪を意識するあまり見落としがちな、隣にいる友との関係性。隠岐の地は、その輪の中にある小さな光を確かに照らしてくれました。

3年3組では、昨日の投稿でも触れたシーグラスのチャームが、その象徴として静かに存在感を放っています。今日、再びそれを手にした生徒たちの姿は、単なる土産選びではなく、“心の共有”という無形の財産を築く営みに他なりませんでした。

人は、非日常の空間と時間の中で、ようやく普段の殻を脱ぎ捨て、本音で交わることができるのかもしれません。そして、この体験こそが、人との繋がりを深めるもっとも尊く、かけがえのない教育活動となるのです。

隠岐の静けさが、子どもたちの心の奥底にあった小さな思いをすくいあげ、それを絆という名の宝石に変えてくれました。
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それぞれの静夜、それぞれの隠岐時間

 

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