お土産よりも、大切なものを手に入れていた。
西郷港付近の自由散策の時間。
土産物店をめぐる足取りの途中で、ある生徒たちは*島民の方と立ち話をしていました。* 観光客としての挨拶ではなく、*言葉を交わし、思いを受け取り、時間を共有する*その姿は、 まさに“対話”という名の学びのかたちでした。 「人に出会うことでしか見えない地域の本質がある。」 そう語る教育学者もいますが、 今、生徒たちはそれを*肌で実感しています。* パンフレットや検索結果からは得られない、 *その町に生きる人の声、表情、間合い。* それらと向き合うことが、地域を知る最も本質的なプロセスです。 この交流こそ、まさに「生きた教材」との出会い。 この島には、教科書の余白に書き込むべき学びが、 至るところに息づいています。 ![]() ![]() お土産に、探究心を添えて。
現在、3年1組・3組・5組の生徒たちは、西郷港付近を自由に散策中。
観光の定番、お土産購入の時間……のはずが、 ここでも思わぬかたちで“探究”が顔を出しています。 「この価格帯、観光客じゃなくて地元の人も買いやすいようにしてる?」 「ターゲット層が明確やな。味もパッケージも、子連れに向けてるな」 ??ただの買い物が、*マーケティング視点に切り替わる瞬間。* 生徒たちは、今まさに「地域資源がどう届けられているか」という問いに、 *実地で“触れて・考えて・選んで”いるのです。* この視点、机上ではなかなか育ちません。 でも今、海風の吹く売店で、静かに育っています。 *学びの成果は、レジ袋の中にも詰まっているようです。* ![]() ![]() ![]() ![]() 駅鈴が鳴らす、“つなぐ”という価値
ただいま、生徒たちは*億岐家で「駅鈴(えきれい)」を見学*しました。
駅鈴とは、律令時代に中央からの使者が通行する際、 その権威と通行許可を証明するために携帯していた「鳴り物」です。 音で自らの存在を知らせ、道中の宿駅でスムーズな対応を得るための道具でした。 が、生徒たちは単なる歴史的遺物としてではなく、*「コミュニケーションのシンボル」として受け取っていました。* 現代に置き換えるなら、駅鈴は「信頼を音にしたメディア」。 相手との関係性を築く“通行証”でもあり、“礼節”でもありました。 「自分の思いや立場を、相手にちゃんと伝えるって、 昔から“音”じゃなくても“ことば”でやらなあかんってことやな…」 そんな感想をぽつりと漏らす生徒の言葉には、 歴史からの学びが、確かに“今”につながっていました。 *駅鈴の音が伝えていたのは、距離ではなく“信頼”。* この道具を通して、生徒たちは「伝える」という行為の本質に触れました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 隠岐は水木しげるのルーツです
至る所にたくさんの学びがあります。
自分達で探して考える。 楽しむ時は楽しむ! ON/OFFの切り替えをしっかりとしてクラス別考動に取り組んでいます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 隠岐自然館
説明を受けた後は館内を見学しています。
学びを深めています。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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