3/3(月)4限目1年授業風景1

1組は家庭科です。

ミシンがけの手順を確認しました。
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3/3(月) 全校集会

3月初めの全校集会です。

校長先生のお話と各生徒委員会から連絡がありました。

お話の内容は以下のとおりです。


 おはようございます。

 ついこの前3学期が始まったと思っていたら、もう3月です。1月は行く、2月は逃げる、3月は去るの言葉通り本当にあっという間に月日はたちますね。今年度の授業日数は、残すところ、3年生はあと10日、1.2年生もあと14日となりました。年が明けてから3年生は、私立高校の受験とその結果発表があり、そして今日は公立特別選抜の発表です。このあとも公立一般選抜…と挑戦は続きます。進路が確定した人もしっかり協力して 、77期生全員が進路を勝ち取るまで気を緩めることなく授業に集中して臨んでください。

 さて1年生では、先日、障がいに関わる福祉学習を本所先生にしていただきました。2年生もこの3月に予定していると聞いています。少し重なる内容になるかもしれませんが、私からも少し「福祉」について話をしたいと思います。
「福祉」って何でしょう。「ふ」🟰ふだんの、「く」🟰くらしを、「し」🟰しあわせに、この三つの言葉の頭の文字をつなげると「ふくし(福祉)」になります。これは言葉遊びだけでなく本当に、この言葉のように「特定のだれかだけではなく、みんなが幸せになれるよう」に、取り組む活動や仕組みを「福祉」といいます。高齢の方、障がいのある方、困っている人のためだけにあるのではなく、学校で過ごすみなさん方子どもも含めた全ての人にとって必要なものです。
 しかし、何を「幸せ」に思うのかは人によってさまざまな感じ方があり、一人ひとり違う自分の求める「幸せ」があります。だからこそ、誰もがお互いに「他人の幸せ」を大切にすることが求められます。自分のことだけでなく周りの人も大切に思い、一人ひとりそれぞれの考え方、生き方を尊重して共に生きる力を培うことが必要なのです。家族、地域に生活する幼い子ども、お年寄り、障がいのある人・ない人、国籍や言葉の異なる人…すべての人々が誇りをもち、かけがえのない存在として尊ばれ、ともに支え合えるようにならなければいけません。当たり前ですが、人は一人ひとりみんな違います。その違いを豊かさにして、それぞれが尊重されるようにしていくことがとても大切になります。「違いは個性」、やっぱり「みんな違ってみんないい」ということです。
 女子バスケットボール日本代表でガーナ人の両親をもつ馬瓜エブリン選手が、あるテレビ番組でこんな話をしていました。幼い頃、自分が黒人であることでひどいいじめにあい、「学校に行きたくない」と母親に泣きながら訴えたそうです。その時、母親は「人と違うことは悲しむことじゃないよ。みんなと違うことを喜びなさい」と言ったそうです。エブリン選手はその言葉に気づかされ、勇気づけられて、それ以降は前向きに何事にも頑張れたそうです。また、エブリン選手はこうも言ってました。「自分の足は何のためにあるのか。それは自分を傷つけるような嫌なことから逃げるため。だから想像力のない人からは逃げればいい。そして逃げた後には、その足で目指す何か(自分の夢)を探すのです。why not? やろうよ、なぜやらないの? やってはいけない理由がないのならどんどんやりたいことにチャレンジしていこう」…と、このような心の持ち方で今頑張れているという話でした。一人ひとりが尊重されるようになっていくことがとても大切で、みなさんもこのように考えられるような人になっていってほしいと思います。
 思いやりの心や助け合いの心、協力すること、我慢すること、などなど、みなさんはクラスや部活動、そして授業などを通して日々学んでいます。私は中学校での3年間の体験が、これからのみなさんの人生にとって大きな影響を与えると確信しています。もう一度言います、「みんな違ってみんないい」のだから、これからも人との違いを知り、お互いに認め合うことの大切さを知り、人間関係を深めながら仲間を作り、友情の輪を広げていってください。



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