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歌唱部会の実践(1)

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[視点1]
 基礎的・基本的な能力を着実に育てながら、児童の主体的な音楽活動を促す授業づくり
(1)旋律の特徴を生かした歌い方の工夫
 実践例 1 教材「あの雲のように」「帰り道」3学年
○「おなかの体操」などを取り入れ、姿勢や呼吸の確認をしながら、発声練習を行い無理なく自然な声を出すことを意識できるようにした。
○授業の導入では、本時の学習と関連づけることができるように、曲の山を意識ながら「あの雲のように」を歌った。
○曲の山を含む「この星がうまれ この国に生まれ この町で育ち そして出会えた」の部分のイメージ画像を作成したり、動作化したりすることで歌詞の内容から様子を思い浮かべることができるようにした。
○旋律の動きに着目し、曲の山に向かってどのように強弱をつけて歌えばいいか全体で考えた。その際に、全体で共有できるようにどのように強弱をつけたのか大きさの異なる風船の掲示物を使って、視覚化した。共有した曲想表現の工夫は、必ず歌うことで確認するようにした。

★ 歌詞の内容をイメージするためにさまざまなしかけを行ったり、歌い方の工夫(強
弱)を風船で視覚化したりして歌で再現するという活動は、歌唱表現に対して児童が思考を深める効果的な手立てとなった。また、みんなで曲想表現の工夫を行ったことで、歌唱に対する児童の意欲が高まった。


実践例 2 教材「とどけよう このゆめを」 3学年
○授業の初めに、発声練習として、「おなかの体操」「ハローハロー」などを取り入れ、発声の基本が身に付くように指導した。
○既習曲を歌う際には、「あの雲のように」と「たいようのサンバ」の対照的な2曲を取り上げ、歌い方を変えることができるようにした。「あの雲のように」は半音ずつ上げ、響きのある声で歌いやすいようにした。
○「とどけようこのゆめを」では、歌詞と旋律の両面から表現を工夫して歌うことができるように、歌詞から前半と後半の曲のイメージを考え、次に楽譜からも旋律の特徴に気づくことができるようにした。
○旋律の特徴を見つける際には、旋律線を色ペンでなぞって確認したり、対照的な歌い方を体験させ、どちらが曲想にふさわしいか比較をしたりした。また、見つけた特徴に合うようにグループで振り付けを考えたり、伴奏を聴いたりして、より旋律の特徴の変化を感じ取ることができるようにした。

★発声練習等を継続して指導してきたことで、歌唱表現の幅が広がった。
★「あの雲のように」のように、響きのある声が自然と出やすい曲を歌うことで、自分たちの歌声に自信をもつことができた。
★旋律の特徴を体で表現したり、旋律の特徴と合わない歌い方をして聴き比べたりしたことは、3年生の児童にとってはとてもわかりやすく、最後まで意欲をもって取り組むことができた。

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