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2学期最後の児童朝会での校長講話 (概要)

 早いもので、もう年の瀬。私も赴任して2年目の師走を迎えます。まさに「光陰矢のごとし」と感無量です。

 さて、毎週月曜日には、運動場で「児童朝会」があり、校長が講話することになっています。ところが、今日は深夜に降った雨のため、運動場がまだ乾いていなかったので、放送で講話することになりました。

・一つめの話は、今年選ばれた漢字一字「災」についてです。
 毎年年の暮れに、京都の清水寺でお坊さんが大きな筆で、今年選ばれた漢字を書く「あれ」ですが、今年はとりわけ災害の多い年だったので、皆さんもある程度予想して、この漢字「災」(わざわ・い)を思い浮かべたのではないでしょうか。
 特に今年は、大阪でも地震があり、大きな被害をもたらしました。また、島根県や北海道でも地震があり、広島県、岡山県、愛媛県などの西日本では、想定外の豪雨災害もありました。さらに、台風21号・24号襲来や記録的猛暑など。
 来年こそは、災害に見舞われることなく、平穏な日々を送れますようにと願うばかりです。


・二つめの話は、今年の流行語大賞に選ばれた「そだねー」という流行語についてです。カーリング女子のチームメイトが、お互いに苦しい時にこそ、励まし合って、前向きになるようにと自然と生まれてきた言葉だそうです。テレビ画面で見ていると、確かに彼らは苦しい試合の時もいつも明るく「そだねー」を連発していましたが、よく見ていると、全面的に賛成しているのではなく、「そだねー」を言ったあとに、別の選手が「でも、〜〜の方がいいかもしれないね」という趣旨の発言をしていました。そのあとに、それを受けて相手の人も「そだねー」を繰り返していたように思いました。
 彼らは、そのように相手の意見を認めながら、自分の意見も主張し、そしてお互いが納得できる解決方法を考え出していたのだと思います。

 皆さんは、友だちの意見に対して、すぐに「違うやろ!!」、「あほちゃう!!」などというきつい一言で、完全に否定したりしていませんか。相手の人はどう思うでしょうか。そんな時は、いったん「そだねー。」と優しく言って、そのあとで「でも、〜の方がもっといいかもしれないね」と言ってみたらどうでしょう。きっとその友だちから、「そだねー」と爽やかな返事が返ってくると思いますよ。

今日の話は、
 ※今年の選ばれた漢字一字「災」:防災意識を高めよう。
 ※今年の流行語大賞「そだねー」:受け取る側の気持ちを考えて、表現力を磨こう
というような話でした。

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