初夏を味わう<その1> (5.9 グリーンアスパラガス)
アスパラガスが日本へ伝えられたのは江戸時代で、はじめは観賞用でした。その後、大正時代に「ホワイトアスパラガス」(缶詰用)の栽培が本格的に始まりました。「グリーンアスパラガス」は、今から50年くらい前から消費量が増加し、今では人気の野菜のひとつとなりましたね。
栄養価は、ホワイトアスパラガスよりグリーンアスパラガスの方が高く、抗酸化作用が高いビタミン類(ビタミンA・C・Eなど)が豊富で、生活習慣病の予防に効果があります。また、名前の由来となった旨味成分の「アスパラギン酸」は、新陳代謝を活発にして、疲労回復にも役立ちます。 グリーンアスパラガスは、地上に芽を出す春先から初夏にかけてが旬で、今が最もおいしい時期です。今日の給食は「かつおのガーリックマヨネーズ焼き、スープ、グリーンアスパラガスのソテー」でした。新森小路小学校では、長野県産のアスパラガスを22kg使いました。市販の物が1束100gとしたら、「220束」になります。すごい量ですね。 2年生に感想を聞くと「家では嫌いやけど、学校ではおいしい」「いっぱいお代わりした」「とうもろこしみたいな味がしておいしかった」と大人気でした。 いつでもどこでも何でも手に入る今の私たちの暮らしです。「今の季節にしか食べられないもの」が食べられることはとても贅沢なことかも知れませんね。給食ではこれからもできる限る“旬”の食材を大切にしていきたいと考えています。さぁ、ご家庭でも旬のグリーンアスパラガスに舌鼓を打ってみませんか! |